ランチの奥芝商店から帰ってしばらく時間が空いたので これまた宿の近くにあるジャマイカという老舗のJazz喫茶に行く。ここは去年行ったボッサと双璧をなす老舗で 入ったとたん 壁を埋め尽くすレコードに圧倒される。アンプはマークレヴィンソン プリはあたしが使ってるのと同じだ。スピーカーがこれまたすごい。D44000パラゴンが鳴っているのである。民生用としては最高のパラゴンであるが鳴らすのが難しいことでも有名。これがレコードの棚の下に無造作におしこんであるのだが 実にバランス良く鳴っている。これ欲しかったのよね。高いときは350万ぐらいしてて とても手が出なかったのだけれど今見ても スピーカーというより美しい家具と言う感じで そこから375ドライバーがうなってる。ウーファーは150-4Cのはずだが抑えが利いた軽い低音を出す。至近距離で聴いていたのだが これなら6畳間でも鳴らせそう。ただ後ろがやわな壁だと低域がぼわんぼわんになっちゃうのでだめだけど。入ったときはレッドガーランドなんかが鳴っていたんだが ビル・エバンスやらニーナ・シモンもかかって もう最高なんである。他の人のコメントで濃いコーヒー ミルクと砂糖を入れないと濃すぎるコーヒーと書いてあったとおり ブラック派のあたしでもミルク入れちゃった。で2時間ぐらいいた。おばちゃん一人でやってたけど お客はうちらの他に1人だけ。2時間ぐらいの間に3人しか客来なかったから経営は厳しいんだろうなと思う。あたしも若いころの夢はJazz喫茶の経営だったのだけれど 実際バイトで入ってみると経営は苦しく食っていくのなんか当然無理な商売なんである。JASRACが著作権うんぬんで高額の著作権料を取るようになって片っ端からつぶれたもんね。550円のコーヒー一杯で2時間もねばられちゃ儲けにはならんよなぁ。で音の話だけど ボッサは今の時代のプロジェクトK2をマークレビンソンで鳴らしてる。確かにワイドレンジで細かいニュアンスまで伝えてくるのだが ジャマイカのパランゴンはワイドレンジではないものの まあ50年近く前のハイファイなんだがレンジは狭いものの 音ではなく音楽を聴かせるのであたしはこっちの方が好き。自宅も130A+375+HL89だし音に馴染みがある。アルニコとネオジウムの違いと言ってしまえばそれまでなのだがあたしはパラゴンが好きである。夕食にビールを6杯飲んだので文章怪しいけどごめんなさい。ちなみに 場所は狸小路のJRA ウィンズの向かいのビルの4Fである。ここもお勧め。札幌すすきの・・・と言えばおねーちゃんのいる店のイメージだけど すぐ近くにこんな落ち着ける店があるというのは 札幌市民は恵まれてるなぁ・・と思うのである。京都はJazz喫茶は全滅しちゃったし東京も細々と生き残ってるだけだが札幌はまだ現役なのである。なんか嬉しい。 明日もまた行くのであろう。ジャマイカは青春の懐かしい音であふれていた。
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