日本のきもの：美し装うためのきもの実用学

京都きものコンサルタント協会 編　青桐社刊　1973/1初版　ページ数不明ｗ　当時の定価は3200円　箱入りハードカバー　手元にあるのは昭和54年の14版だから　この手の本としては売れた方だろう。買わされた人も多いかと。今amazonのマケプレを見て見たら12000円前後ととんでもない値段がしてるが　あたしはメルカリで400円で買った。もう45年近く前の本なので実用書というには既に終わってるのは言うまでもない。なんでこんなもんを買ったのか？と言えば　元々京友禅の現場にいたというのもあるし　あの現場って分業なので　反物まではわかるが　その先がさっぱりわからない。京友禅は多少はわかるが　和装というか着物全般の知識は乏しいし　自分で着れるか？と言われたら無理だ。限られた一部の知識しかないので　こりゃあかんな・・と言うわけで買ってみたのだが　これだけで着れるようになるか？と言われたら　まず無理。昨今　ちゃんと和服を着る機会なんかまず宝くじ当たるくらいの確率で　着るとなっても浴衣くらいがせいぜいだが　本書は浴衣については一言も触れられていないので　着れないｗ　ネットで若い女子が自己流で着てたら　おばちゃんにトイレに連れてかれて全部直された・・なんて書き込みがあるくらい。京友禅の現場にいたし　京都にいると綺麗に着てられるおばーちゃんを目にする機会が多いので惚れ惚れとするのだが　断片的な知識ではあかんやろ？ということで買ってみた次第だ。和装・・まあ民族衣装なので着れないと恥なのもあるし　そういう仕事を生涯の仕事に・・なんて思ってたのでもう少し知識が欲しいのだが　奥が深い。京都にいるとあのクソ暑い中でさらりと着てられて背筋が伸びてるおばーちゃんをよく目にすると綺麗だな・・と感心すると同時に　訪日外国人が着崩れてても平気だが　若いおねーちゃんがだらしなく着てるとやっぱり嫌だ。最近は高校で投資の教育をするらしいが　それ以前に　和服を着る最低限の教育をするべきだろう・・と思う。というわけで　本書は買う必要は全くない・・というか買っても役に立たないので買うな・・だが　見るチャンスがあればさらっとでも目を通しておいて欲しい。