おひとり京都の・・・ (光文社知恵の森文庫)

春めぐり・夏涼み・秋さがし・冬のぬくもりと4つの季節ごとに1冊ずつ。柏井壽著　光文社知恵の森文庫刊　250P前後　2015年初版　700円前後だ。昨夜本棚を整理してたところ　出てきて案外良かった記憶があるので　パラパラと読み直し。これを古書で買ったころって死にかけて大手術して3か月入院してたんで京都にも行けず悶々としてた時期。8年たってもまだ出てるからそれなりに売れてるんだろう。柏井さんて京都生まれの京都育ちなので　さすがにガイドブックには絶対出ない地元しか知らない店が載ってるのはいいのだが　彼は北区の歯医者さんだ。北区・・てまあ高級住宅地だし歯医者さんだから　お金に余裕があるのだろう。掲載されてるお店って　安いところも出てるけど大体1万～からだ。1万以下だとリーズナブル　2万までが価値がある・・らしいが　予約の取れない店で上がってる草喰なかひがし・・て夜のコースは2万１千円が一番高い。摘草料理の名店だが　あたしみたいな貧乏人にはとても手が出る値段ではない。グルメサイトを見てみると平均予算は３～4万だそうだ。京料理の髄て皆さん絶賛されて京都で一番予約の取れないお店だそうで予約は10分で埋まるらしい。そりゃすさまじく美しく美味しいとは思うが二人で行ったら8万円・・・出てるお店の6割ぐらいは知ってるけどどこもみんなお高い。ミシュランを批判してられるけど　あたしみたいな普通の市民には明日死にます・・くらいの覚悟が無ければとても行けない・・以前に値段見ただけで諦めｗ　地元しか知らないすさまじくローカルだけど美味しいお店が載ってるけど　結構なおじーちゃんがやってるから量が限られて午前の早い時間にすんません終わりました・・だったりするので　個人的には観光客に荒らされたくないのが本音。柏井さんはいいお店ばかり推してられるので　それはそれでいいのだが　金銭感覚が違うのだろう高いお店ばっかり。学生街の安くて美味しいお店・・まあ京料理ではなくてチキンカツだったりするから　観光客の方はわざわざ京都まで観光に来て　学生街のボリューム重視の定食なんか食べたくない・・というはわかるけど　住んでると日常だしねぇ・・お店案内に関しては財力がものを言うので　あたしには役に立たなかった。いいな・・と思ったのは　無理に京都に泊らなくても　大阪や滋賀に泊ればいいでしょ？で　その辺のホテルを紹介してるところだ。京都と大阪って離れてる印象があるかもだが実は近い。あたしは実家は大阪京橋だが左京の出町柳まで40分で500円しない。時間的にも金額的にも近いのが中央線で新宿から立川くらいなのでこれはアリだな・・と。大阪まで出れば安いビジネスがいくらでもあるし晩ご飯食べるのにも困らないし安い。貧乏人の僻みでしょ？と言われたらそれまでなんだけどね。うちらは京都でも賀茂川ぶらぶらしたりお寺や神社は行くけど　文化財を見るために平均500円の拝観料がいるところまでは入らない。お賽銭は5円だしご飯は学生街の定食屋だし・・貧乏くさっ・・て言われたらそうだけど　同じリソースで長く町をぶらつけたらそれでいいので　スタイルは変わらんだろう。あなたはどちら？