穏やかな天気の晩秋です。このあたりとうとうイチョウが黄金色になって本当に美しいです。いろいろありますが、なんとか乗りこえています。おかげさまです。
さて、○ー○マス研究所について、少し調べてみました。基本的には自律神経訓練機器のようです。○○シンクのようなひどい健康被害はないかも知れません。ただ、背景に流れている思想がちょっと。。。
このような機器に対する違和感とは、本来「自律」神経によって自然に制御されている領域に、無理矢理顕在意識を働かせコントロールさせるということです。日常生活に支障が出るほどにひどい方はともかく、普通に生活が出来ている方には不要な技術なのではないかと思います。自律神経は意識(顕在、潜在にかかわらず)と密接な関係にあります。心の動きに伴って、自律神経によって制御されている臓器は刻々と変化していきます。とくに血管、汗腺、立毛筋、瞳孔などですが、全身に影響を及ぼします。普通は意識しなくても心に応じた身体の体勢を整えるよう、自律神経が働いています。心理状態が身体に反映する仕組みは危機管理には重要な反面、過去の記憶(とくに悪い記憶)に縛られてしまい、新しい事柄への対応力が低くなってしまうこともあります。このとき、私たちは神経症などを患うことになります。
問題はこの状況からどのように抜け出すか?です。本質的な解決は、こだわりの原点にある記憶や心理状態を「溶かす」ことなのだと思います。「溶かし」「消化する」必要のあることをそのままにして、自律神経訓練機器を使って自律神経をだますような形で身体を働かせていますと、いつかは必ず破綻するのではないでしょうか。