無知の知

ほたるぶくろの日記

脳科学の社会実装

2025-01-26 14:43:34 | 日記
福岡や長野の事件は本当に痛ましい。
京都アニの事件もそうでした。

いや例を上げ始めればキリがない。

ところで、春は精神疾患が悪化しやすい。
環境的な変化の問題(学校、会社など)
そして、気温が上がったり陽光が強くなったりという自然条件が
ストレスと身体的な代謝の変化をもたらし、精神の不安定を起こす。

最近の脳神経科学の進展を見ていると、
近いうちにこの辺りのメカニズムがかなり明確になるのではないか、
と期待される。

メカニズムがわかると「治療」が可能になる。



ただ、その「治療」は「人格の改変」を起こすものです。
医療倫理的には議論が必要でしょう。

とはいえ、自傷他害の恐れのある状況を「放っておく」ことは
社会倫理的にどうなのでしょうか。


生命科学の特に発生に関わる部分、遺伝子改変、そして脳医科学的な介入
はかなり微妙な時期に入っています。
しかし、研究を進めてきたアカデミアはこの「成果」の「社会実装」について議論することは避けられないでしょう。

積極的に参加し、治療は結果として何をもたらすのかを明確にし、社会への議論材料を提供していただきたい。

今回のような『犯罪』をどうにか防いでいかなくてはなりません。
(「人道的」に。)






派閥づくり?

2025-01-25 18:36:52 | 日記
これは子供の話。

昨年春から無事に社会人になっているのですが、
三年目の先輩社員k(女性)を中心とする派閥から強烈な勧誘を受けている模様。

その派閥がほとんど「教団」の様相。
kさんがとても「面倒見の良い先輩」だと熱烈に崇拝されているそう。
子供と同期の子も何人かが信者だそうで、
同期の飲み会でのやり取りを聞くと、ちょっと鳥肌がたつ。

現代っ子でもそういう教団、というか派閥というか
教祖ー信者 集団にハマるんですね。



最近は宅の子供へのアプローチが激しいらしい。

なんと昨日は
「〇〇の会に来たらハーゲンダッツ1!」
とか
「二回来たらランチ一回!」
(うちのは食いしん坊なので。。。)
と(文字通りの)餌をぶらぶらさせてのお誘いがあったそう。

「先輩だからまあそれなりの受け答えするけど
それにしても猫でも釣るみたいなのってどうよ!?
(ぷんぷん)」

と叫んでいました。

教団活動してないで、しっかり仕事してほしい。
仕事場でのコミュニケーションは仕事の円滑な遂行のため。

このkさん、どうも人事からも目をつけられている、との話なので
そのうちには。。。かもしれない。

ちょっとおばさん(おばあさん)は悲しい。。






ちょっとびっくりしたこと

2025-01-24 08:17:00 | 日記
先日からNHKのニュースサイトに出ている記事が気になっていました。

NHKのサイトから転記させていただきますと

(以下、NHKサイトより)
「“学会”が発表した内容だったので信頼できると判断し、生徒たちに知らせました」
去年、新型コロナワクチンをめぐって科学的根拠の不確かな情報が拡散しました。

きっかけのひとつは、ある学会が発表した文書。それを読んだ公立中学校の校長は「価値は重い」と全校生徒への配付を決めました。

しかし取材を進めると、引用されていた海外の論文やそれが掲載されていた学術雑誌の信頼性に疑問があることが見えてきました。

不確かな情報の“根拠”を追跡しました。
(引用、ここまで)

これは現在使用されているコロナウイルス・レプリコンワクチンについての『デマ』を巡る報道です。

私が注目しているのはワクチンについてのあれこれではなくて、

「このワクチンに関する情報を、公立中学校の校長がネットで見つけ、
その情報発信者が『〇〇学会』であったため、すっかり信用し、
全校生徒へ配布を決めた。」

という部分です。



1)ネットリテラシーの低さ
2)生命科学リテラシーの低さ
3)全校生徒への情報発信に関する手続きの貧弱さ

という点で驚きました。
1)まずは発信元について、個人、団体を問わず、明確であるか、信頼のおけるものであるかどうか精査するべきでした。
この事例では「〇〇学会」(この学会については上記記事を参照してください)
が発信していたそうですが、当該校長はこの事実のみで情報を「信頼」したそうです。

「学会」も実態はいろいろです。
実態を精査するべきでした。

2)については、自覚していただきたい、ということです。

情報の真偽を判断するには、専門の人なり、団体なりに意見を求める。
これは基本です。

今回の事例でも、例えば生物の教師や保健所、校医などに意見を求めていれば、全校生徒への伝達は防げたはずです。
(現在の厚労省関連情報を信用しない、という思想の場合はやっかいですが)

詳細は知りませんが、この事例の発覚はおそらく生徒の家族からでしょう。
生徒の家族はさまざまな職業に就いておられるわけで、
生命科学の専門家がこの情報を見れば一目瞭然です。

専門性の高い情報発信は慎重にするべきです。

3)は組織ガバナンスの問題。
全校生徒への情報発信が「校長」の思いつきで簡単になされてしまう、
ということに驚きを禁じ得ません。

中学だと生物の教師もいるはずで、その方は発信前にこの情報は変だ、
とわかったはずです。
(わからなかったら大問題)

職員会議にもかけなかったのでしょうか?











DDos攻撃あっちこっち

2025-01-23 06:55:37 | 日記
年明けから goo blog, tenki.jp など、割合いつも良くアクセスするサイトがやられました。

最初の頃からそうですが、年末年始やそれぞれの国の大型連休にはこういうネット攻撃が起こります。
個人的に単に面白がってやる人も昔はいて、そういう人がだんだん組織に取り込まれ、使われて現在の状況があります。

組織もバックに国家がつくようになり、最近は規模も技術的な深度も凄いことになっています。

職場もちょっと影響を受けているようで、ネットの接続が年明けからかなり不安定です。
今の時代、職場によってはネットに繋がらないと仕事にならなかったりします。


月並みですけど、毎日受け取るさまざまなメールの類に気をつけるしかない。

銀行、カード会社などからは(そこの銀行の口座もその会社のカードもないのに)よく変なメールが来ますが、
それのもっと巧妙なやつが来たりします。

日常的な戦争です。。







米国のあれこれ

2025-01-22 07:28:19 | 日記
ー昨日、無事にトランプ氏が就任。

早速たくさんの「大統領令」にサインをしているとの報道があって、
その中に
「パリ協定離脱」と「WHO脱退」もありました。

WHOについてはコロナ以降の動きで気になるところもあったので、
こういうガバナンスに関する警告も重要かな
という気もしています。
ただ、米国分の拠出金が減ってパンデミック対策が緩むのは脅威です。
猿痘の問題もありますし、鳥インフルエンザの監視も重要なので。



そして「DEI (Diversity, Equity and Inclusion)」の縮小、撤回。

「過去の伝統的な米国の価値基準に戻っただけで、米国の変容ではない」
とどなたかが「朝日」に書かれていましたが、
そうかもしれません。

パワーバランスのダイナミックは相変わらず米国の力の源泉です。
ちょっとした『トランプ劇場』
しばらく米国から目が離せません。