無知の知

ほたるぶくろの日記

秋が深まる東京

2024-11-30 15:56:26 | 日記
やっと秋らしい雰囲気になってきました。
心配しましたが、なんとか。


品川教会の周りもなんとなく秋らしく。

今日で11月も終わり。
明日は師走です。

11月は比較的仕事も緩かったのですが、12月は出張も二回あって、
正月までは少し気張らないと。。。


マイコプラズマも流行っているようです。
お気をつけてお過ごしください。

福田平八郎X琳派

2024-11-23 21:28:16 | 日記
山種美術館へ行ってきました。
快晴の秋の朝、恵比寿から歩きました。
今日は風が冷たかった。

そこそこ距離はあるのだけど、
綺麗な黄葉の銀杏を眺めながらの散歩は悪くない。
この辺りは建物も面白いものが多いので。


今日は『福田平八郎X琳派』

福田平八郎さんの晩年の
カラフルで大胆な色使い、デフォルメなど、独特なのです。
彼にしか行き着けない岸辺かな、と思います。

若い頃の作品はものすごい熱量と緻密さで圧倒的です。
そして年を経るごとに、少しずつそのノイズとも言える
緻密な熱さが乾き冷えていく。
若い頃の作品『牡丹』と50代の『牡丹』を象徴的だなと拝見しました。

可愛らしい『筍』(50代の作品)は今回の展覧会のポスターに使われています。
私はこのような絵を「福田平八郎」として知っていましたので、
若い頃の作品はなかなか興味深く拝見しました。


そして彼に大きな影響を与えたとして琳派の品々も一緒に。
山種美術館は俵屋宗達、酒井抱一、鈴木其一なども収蔵しているし、
それらをお持ちの方々とご縁がある。
たっぷりと拝見できて、満足しました。

大変豪華な展覧会でした。


帰りもやっぱり歩くことに。
この歩道、なかなか雰囲気あります。
ただ、蔦がちっとも紅葉していなくてちょっと残念。

あと一週間くらいはさらに深まる秋の雰囲気を楽しめそうです。







六本木から神宮へ

2024-11-22 16:11:31 | 日記
久しぶりに六本木へ。



泉屋博古館東京の『オタケ・インパクト』展へ。
尾竹越堂、竹坡、国観の三兄弟、全く存じ上げず、本当に驚きました。

一時は「展覧会芸術の申し子」とまで言われた、
との説明書き通りの素晴らしい絵の数々。
3兄弟共に才能の塊のよう。

特に竹坡のエネルギーと型破りさ、表現と画題の幅広さは一線を超えています。
『九官鳥』からの『月の潤い・太陽の熱・星の冷え』です。
あともう少しでバウハウス。クレー、カンディンスキー。
同時代、ですよね。
彼の日本画から踏み出した表現を集めた展示も観てみたい。

それにしても、いくら岡倉天心と衝突したからといって、
ここまで埋もれてしまっていた、とは。
東京都近代美術館には数展所蔵されているらしく、
観たことのある方がぼちぼちいらっしゃる。
私は近代美術館にはあまり足を運ばないので、全く知りませんでした。

『踏絵』(国観)は竹坡が岡倉天心と衝突した展覧会に展示されていたもの。
展示を途中で取りやめて、その後お蔵入りしていたようだ。
2022年に国観のご遺族から寄贈され、今回の展覧会で初めて披露されたとのこと。
あまりに勿体無いこと。
これからも彼らの作品を掘り起こして展示していただけると嬉しい。
いくつものテーマで展覧会ができるのではないでしょうか。




せっかくなので、久しぶりに神宮へも出かけました。
明治神宮は明日、新嘗祭。
奉納された農産物とともに菊花展も開かれていました。


皆様の丹精が心に沁みます。

農芸高校の生徒さん制作の懸崖づくりも展示されていて、ちんまりと可愛らしかった。(写真撮り忘れました。すいません。)

神宮では聞こえてくる声はほとんど外国語。
英語は少なく、スペイン語、イタリア語、中国語、韓国語、??語
たまに日本語。

彼らの声も100年の杜に吸い込まれ、
鳥の声と、玉砂利の音に混じって消えていきます。
立派な神社になりました。

東京は昨日、今日はそこそこ暖かかったのですけど、
ー昨日までの数日は寒かった。
体調不良の方、続出です。

暖かくしてお過ごしください。









寒っ!いきなり冬の東京

2024-11-19 06:49:32 | 日記
噂には聞いていましたが。
最低気温がいきなり10℃以下になるとは。
昨日までは15℃前後だったので、かなりのショック。
風邪をひかないように気をつけないと。

実家の片付けもとうとう最終段階。
今週には業者の方と最後の打ち合わせ。
空っぽになった実家に行って、問題のないことを確認します。

金沢の公園の紅葉

いろいろなことが変化します。
古いですが、
Rolling stones
まあ、常に表面が磨かれる。
角も取れれば丸くもなって。

持っても痛くないしね。

金沢のお城のそばはホトトギスが満開でした。

そうなりたいかどうか、ではなくて、
そうなるんですよね。。。

寒いのでお気をつけてお出かけください。





景色が違って見える

2024-11-18 07:45:55 | 日記
最近、しきりに思うことは、
若い頃に見た印象とだいぶん違って見える。
ということ。
特に人間について。

裏が見える。
人間が何か言っている時、若い時は言葉を聴いていた。
今はまあ、言葉も聞いているが、それ以外の部分に目が行く。
表情、ちょっとした仕草、手の位置、足の置き方。

ある仕草が見えると「これは嘘だな」とわかるので、
それ以上は熱心には聞かなくても良いとわかる。
そしてその代わり、
「なぜ、この人はこんな嘘を吐くのか?」
を考えることに集中する。

すると、隠れた意図が見える。
大体いいことはない。

兼六園内の小川。水が綺麗でした。こんなふうに屈託なく流れていたい。

そんなことが多くなった。
周りが自分より若い人が多いから?とか思ったが、
年寄りを観察していると、よりそういう裏の意図に気づくことが多い。
確かに、年寄りに対して「やられた!」と思ったことが多い。

自分もその年寄りの年齢になって、裏の意図を持つ理由もわかるようになった。
ざっくり言えば、事情が複雑になった、ということだろうか。

年をとる、世間を知る、というのは哀しいことが多い。