『CLOSE/クロース』(ルーカス・ドン監督、2022年)を観てきた。
花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。
昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。
24時間365日ともに時間を過ごしてきた二人は親友以上で兄弟のような関係だった。
13歳になる二人は同じ中学校に入学する。
入学初日、ぴったりとくっついて座る二人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。
「親友だから当然だ」とむきになるレオ。
その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。
ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。
毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。
その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった・・・
(オフィシャルサイトより)
思春期のころ、誰にでも経験がありそうな、端から見て兄弟以上にみえる二人の友情。
と言うか、精神的には友情よりもっと深い恋愛に近い関係か。
それを中学に上がり、周囲から冷やかされる。
そのことをレオは意識し出すが、レミとしてはレオの態度に納得がいかない。
通常は、若かったころの一時期の二人の関係で終わりそうなものを、この作品ではそのようにはならなかった。
傷つくレミ。
そして、レミがいなくなった後のレオの後悔。
取り返しがつかなくなってしまった喪失感。
それを引きずって行かなければならなくなってしまって深く傷つくレオ。
ラスト、花畑でこちらに振り返るレオの顔。
その表情は、こちらの胸に深く染み入り、今後忘れることができないではないか。
重く響いてくるこの作品に出会ったことに感謝したい。
花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。
昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。
24時間365日ともに時間を過ごしてきた二人は親友以上で兄弟のような関係だった。
13歳になる二人は同じ中学校に入学する。
入学初日、ぴったりとくっついて座る二人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。
「親友だから当然だ」とむきになるレオ。
その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。
ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。
毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。
その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった・・・
(オフィシャルサイトより)
思春期のころ、誰にでも経験がありそうな、端から見て兄弟以上にみえる二人の友情。
と言うか、精神的には友情よりもっと深い恋愛に近い関係か。
それを中学に上がり、周囲から冷やかされる。
そのことをレオは意識し出すが、レミとしてはレオの態度に納得がいかない。
通常は、若かったころの一時期の二人の関係で終わりそうなものを、この作品ではそのようにはならなかった。
傷つくレミ。
そして、レミがいなくなった後のレオの後悔。
取り返しがつかなくなってしまった喪失感。
それを引きずって行かなければならなくなってしまって深く傷つくレオ。
ラスト、花畑でこちらに振り返るレオの顔。
その表情は、こちらの胸に深く染み入り、今後忘れることができないではないか。
重く響いてくるこの作品に出会ったことに感謝したい。