レンタル店で『神々のたそがれ』(アレクセイ・ゲルマン監督、2013年)のDVDを借りて観た。
地球より800年ほど進化が遅れている惑星に、科学者や歴史家ら30人の調査団が派遣された。
その惑星はルネッサンス初期を思わせたが、何かが起こることを怖れるかのように反動化が進んでいた。
王国の首都アルカナルではまず大学が破壊され、知識人狩りが行われた。
処刑にあたったのは王権守護大臣ドン・レバの分隊で“灰色隊”と呼ばれる集団であった。
一方、地球から派遣された学者の一人、第17代貴族ドン・ルマータは、地域の異教神ゴランの非嫡出子であるとされていた。
誰もがこの話を信じたわけではないが、皆ルマータのことを警戒するのだった・・・・
(Movie Walkerより一部抜粋)
物語の設定は一応あるけど、そんなに意味を成してないかな。
筋書きどおりに、話が前に進んでいくという感じでもないし。
どうも監督のゲルマンも、そんなに気にしてないみたい。
そんなことより、一画面ずつの方がよっぽど大事だと主張しているみたい。
それにしても、この映画は生理的に汚らしい場面ばかり。
雨が降った地面は、ドロドロでネチャネチャ。それを自分や人の顔に擦りつけたりする。
唾はやたら吐くわ、挨拶代わりみたいに相手にかける。
尻を出してみたりするわ、道で小便もしたりする(実際に!!)。
屍体を突っつけば、腐った腸がグチャグチャと出てくる。
縛り首の屍体なんか、あっちにもこっちにもゴロゴロとある。
などなどが、3時間近くの映画でほとんど延々と続く。
これがモノクロ画面だから、余計、汚く見えて倍加される。
上品で綺麗好きの人だったら、即、ヤメタとなること間違いなし、の保証付き。
こんな映画、面白くもない、つまらない、となるかと言うと案外そうでもない。
辟易しながらも、なぜか見入ってしまう。それこそ麻薬効果。
接写映像で、画面からくる印象が力強くって、目が離せない。
たぶん、こんな映像の撮り方、他の人では出来ないんじゃないかな。
時間も随分かかっているみたいだし。
ひょっとして、マネすら出来ないかもしれない。
この作品、興味ある人に、是非勧めてみたい誘惑に駆られてしまう。
観たら、賛否は別にして、一生忘れなくなる可能性があるんじゃないか。
万一、忘れてしまっても「神々のたそがれ、って知ってる?」と聞かれたら、「ああ、あの汚い映画ね」と思い出すと思う、たぶん。
もう一度観てみる?と聞かれたら、ちょっと私は勘弁願いたいけど。
地球より800年ほど進化が遅れている惑星に、科学者や歴史家ら30人の調査団が派遣された。
その惑星はルネッサンス初期を思わせたが、何かが起こることを怖れるかのように反動化が進んでいた。
王国の首都アルカナルではまず大学が破壊され、知識人狩りが行われた。
処刑にあたったのは王権守護大臣ドン・レバの分隊で“灰色隊”と呼ばれる集団であった。
一方、地球から派遣された学者の一人、第17代貴族ドン・ルマータは、地域の異教神ゴランの非嫡出子であるとされていた。
誰もがこの話を信じたわけではないが、皆ルマータのことを警戒するのだった・・・・
(Movie Walkerより一部抜粋)
物語の設定は一応あるけど、そんなに意味を成してないかな。
筋書きどおりに、話が前に進んでいくという感じでもないし。
どうも監督のゲルマンも、そんなに気にしてないみたい。
そんなことより、一画面ずつの方がよっぽど大事だと主張しているみたい。
それにしても、この映画は生理的に汚らしい場面ばかり。
雨が降った地面は、ドロドロでネチャネチャ。それを自分や人の顔に擦りつけたりする。
唾はやたら吐くわ、挨拶代わりみたいに相手にかける。
尻を出してみたりするわ、道で小便もしたりする(実際に!!)。
屍体を突っつけば、腐った腸がグチャグチャと出てくる。
縛り首の屍体なんか、あっちにもこっちにもゴロゴロとある。
などなどが、3時間近くの映画でほとんど延々と続く。
これがモノクロ画面だから、余計、汚く見えて倍加される。
上品で綺麗好きの人だったら、即、ヤメタとなること間違いなし、の保証付き。
こんな映画、面白くもない、つまらない、となるかと言うと案外そうでもない。
辟易しながらも、なぜか見入ってしまう。それこそ麻薬効果。
接写映像で、画面からくる印象が力強くって、目が離せない。
たぶん、こんな映像の撮り方、他の人では出来ないんじゃないかな。
時間も随分かかっているみたいだし。
ひょっとして、マネすら出来ないかもしれない。
この作品、興味ある人に、是非勧めてみたい誘惑に駆られてしまう。
観たら、賛否は別にして、一生忘れなくなる可能性があるんじゃないか。
万一、忘れてしまっても「神々のたそがれ、って知ってる?」と聞かれたら、「ああ、あの汚い映画ね」と思い出すと思う、たぶん。
もう一度観てみる?と聞かれたら、ちょっと私は勘弁願いたいけど。