来年2月から封切られる『フィリピンパブ嬢の社会学』(白羽弥仁監督、2023年)が、ご当地作品のために先行封切りされている。
舞台が隣町ということもあって、興味津々の思いも絡んで観てきた。
2010年代の愛知県。
大学院で国際関係学を専攻する翔太は、在日フィリピン人を理解しようとの思いからフィリピンパブでのフィールドワークを思い立つ。
研究計画を読んだ指導教員から好反応を得て、名古屋市の繁華街・栄にあるフィリピンパブへと足を踏み入れるが、
そこは「ゆとり世代」の翔太の想像をはるかに超える「事情」を抱えたパブ嬢たちが待つ場所だった・・・
(パンフレットより)
翔太は修士論文の研究論文のために、見慣れないフィリピンパブへ足を踏み入れる。
そこで接客してくれたのがミカ。
翔太は研究のためにミカに質問責めをするが上手にはずらかされ、挙げ句、翌日からはミカの営業電話が掛かって、指名してまで行くことになる。
学生の翔太にとってパブの料金は大きな出資である。そこへまたミカから電話が入る。
金がない翔太に千円でいいから店に来て、とミカは誘う。
それっぽちの料金のはずはない、騙されたつもりで七夕パーティー行った翔太に、会計料金は本当に千円のみだった。
ホッとした翔太は、お礼にミカをデートに誘う。
このようにして二人に徐々に信頼が芽生え、心が溶け始めて互いに恋心が募り出す。
作品は、二人のほのぼのとした愛に向かっての、その背景にある、外国人がなぜ日本で稼ごうとするのか、
その裏での本人たちに対する制約・掟もヤンワリ提示する。
それと対になって際立つのが、フィリピン人と日本人の物事に対する思考の違いと家族関係の違い。
苦境の中にあっても、何事に対しても明るいミカは言う「大丈夫、何とかなる」。
それを聞いて、「ああ、そうだね、あんまり物事くよくよ考えちゃダメだね」と観ている我々も背中を押される。
ご当地作品という言葉、なぜか軽さを感じるところもあるが馬鹿にしてはいけない、とっても心暖まるいい映画だった。
舞台が隣町ということもあって、興味津々の思いも絡んで観てきた。
2010年代の愛知県。
大学院で国際関係学を専攻する翔太は、在日フィリピン人を理解しようとの思いからフィリピンパブでのフィールドワークを思い立つ。
研究計画を読んだ指導教員から好反応を得て、名古屋市の繁華街・栄にあるフィリピンパブへと足を踏み入れるが、
そこは「ゆとり世代」の翔太の想像をはるかに超える「事情」を抱えたパブ嬢たちが待つ場所だった・・・
(パンフレットより)
翔太は修士論文の研究論文のために、見慣れないフィリピンパブへ足を踏み入れる。
そこで接客してくれたのがミカ。
翔太は研究のためにミカに質問責めをするが上手にはずらかされ、挙げ句、翌日からはミカの営業電話が掛かって、指名してまで行くことになる。
学生の翔太にとってパブの料金は大きな出資である。そこへまたミカから電話が入る。
金がない翔太に千円でいいから店に来て、とミカは誘う。
それっぽちの料金のはずはない、騙されたつもりで七夕パーティー行った翔太に、会計料金は本当に千円のみだった。
ホッとした翔太は、お礼にミカをデートに誘う。
このようにして二人に徐々に信頼が芽生え、心が溶け始めて互いに恋心が募り出す。
作品は、二人のほのぼのとした愛に向かっての、その背景にある、外国人がなぜ日本で稼ごうとするのか、
その裏での本人たちに対する制約・掟もヤンワリ提示する。
それと対になって際立つのが、フィリピン人と日本人の物事に対する思考の違いと家族関係の違い。
苦境の中にあっても、何事に対しても明るいミカは言う「大丈夫、何とかなる」。
それを聞いて、「ああ、そうだね、あんまり物事くよくよ考えちゃダメだね」と観ている我々も背中を押される。
ご当地作品という言葉、なぜか軽さを感じるところもあるが馬鹿にしてはいけない、とっても心暖まるいい映画だった。