懐古・其五│花便り 2021-08-30 | アート・文化 御冷泉院の、みこの宮と申しける時、尋野花といへる心を 露しげみ 野べを分けつつ 唐衣 濡れてぞ帰る 花の雫に 新古今和歌集・巻第五 秋歌下 堀河右大臣
懐古・其一│花便り 2021-08-26 | アート・文化 筑紫に侍りける時、秋の野をみてよみ侍りける 花見にと 人やりならぬ 野べに来て 心のかぎり つくしつるかな 新古今和歌集・巻第四 秋歌上/経信集 大納言経信
秋の色 2021-08-13 | アート・文化 また一首この心を 楊梅の春の匂ひ遍吉の功徳なり 紫蘭の秋の色は普賢菩薩の真相なり 野辺の色も 春の匂ひも おしなべて 心染めける 悟りにぞなる 山家集 下 雑 西行