言懐古示諸子 皆川淇園
斉籖同二酉 斉籖(さいせん) 二酉(にゆう)に同じく
家訓在三餘 家訓 三余に在り
開物通仲尼 開物 仲尼に通じ
知言継子輿 知言 子輿に継ぐ
不沽終櫝秘 沽(う)らずして終に櫝秘(とくひ)し
屡酔乏嚢儲 屡(しばし)ば酔ひて嚢儲(のうちょ)に乏し
曳尾泥中好 尾を泥中に曳くこと好し
吾生足著書 吾が生 書を著はすに足る
揖斐高編訳:「江戸漢詩選 上」, p376-378, 岩波書店, 2021
斉籖同二酉 斉籖(さいせん) 二酉(にゆう)に同じく
家訓在三餘 家訓 三余に在り
開物通仲尼 開物 仲尼に通じ
知言継子輿 知言 子輿に継ぐ
不沽終櫝秘 沽(う)らずして終に櫝秘(とくひ)し
屡酔乏嚢儲 屡(しばし)ば酔ひて嚢儲(のうちょ)に乏し
曳尾泥中好 尾を泥中に曳くこと好し
吾生足著書 吾が生 書を著はすに足る
揖斐高編訳:「江戸漢詩選 上」, p376-378, 岩波書店, 2021