読書術 (岩波現代文庫) | |
加藤 周一 | |
岩波書店 |
途中で止めた。
当然と思っていることしか出てこなかったから。
僕が今まで何冊かの読書術の本を読んできたからだろうか。
もう一つ理由があるように思う。
例が多すぎる。
一言で済むことに対して源氏物語とか小林秀雄とか、必要のない例が多く出てくる。
説得力を増すには有効な手段かも知れないが、例なしで間違いなく伝わる内容なら(僕はそう思った)
なしのほうが良いと思う。
初版が2000年。
この十年で読書のスタイルは大きく変わったことは間違いないが、
それをふまえても内容が古いように思う。
それとも、僕が年配者の叡智を理解できない若者のように未熟なだけなのか。