ラルフ・ローレン物語 | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
高校時代は、ポロのマークが入った紺のベストを着ていた。
偽物だったと思うけど。
大学時代、ポロのマークが入った紺のバスタオルを使っていた。
同時に買った他のタオルよりも肌触りがよく、色も褪せることがなかった。
そのブランドを始めた人、ラルフ・ローレン。
ブロンクスに生まれる。ローレンと言う名前は、生まれた後に変わったそうだ。
家はユダヤ教。父は、ペンキ塗り/壁画職人。
ラフルの美的センスの源泉には、この父の影響がある。
ネクタイを売る事から始めた。
自分が良いと思うものを信じる、細部にまでこだわる。
質を追求する。本業を深化させる。
スタイルは見事だが、舞台裏のゴタゴタ。
例えば、ディトリビューターとの関係。
特に、売れる前と売れた後での関係の変化、変わろうとするブランドとその邪魔にな既存販
売網。
独占販売権を買い戻すためにできる多額の借金。
広告は打ったが納品が間に合わない。
香水を納品したがビンの形が、実用に耐えないなど、舞台裏での苦労は数知れない。
この本の装丁はとてもキレイ。
とくに、ヒモしおりの青はとてもキレイで、ラルフ・ローレンのセンスを感じた。
ライセンス契約、香水、ある程度まで行くと、売り上げは累乗算で増えてく。
そして、そこまで行くと、本人にとってお金はそう大した問題ではなくなる。
強く感じたのは、失敗しないと成功はないね。
そして、自分の信じたことが認められなくても、めげない事、気にしない事。
そうなれるまで自分の仕事に打ち込み事。
そうすれば、壁にぶつかっても目をそらさずにいられる。
そうすれば、失敗を踏み台にできる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます