それが一番の問題

概要は後からついてくる

ラルフ・ローレン物語

2011年04月09日 | 
ラルフ・ローレン物語
クリエーター情報なし
集英社


高校時代は、ポロのマークが入った紺のベストを着ていた。
偽物だったと思うけど。

大学時代、ポロのマークが入った紺のバスタオルを使っていた。
同時に買った他のタオルよりも肌触りがよく、色も褪せることがなかった。

そのブランドを始めた人、ラルフ・ローレン。

ブロンクスに生まれる。ローレンと言う名前は、生まれた後に変わったそうだ。
家はユダヤ教。父は、ペンキ塗り/壁画職人。
ラフルの美的センスの源泉には、この父の影響がある。

ネクタイを売る事から始めた。
自分が良いと思うものを信じる、細部にまでこだわる。
質を追求する。本業を深化させる。

スタイルは見事だが、舞台裏のゴタゴタ。
例えば、ディトリビューターとの関係。
特に、売れる前と売れた後での関係の変化、変わろうとするブランドとその邪魔にな既存販
売網。

独占販売権を買い戻すためにできる多額の借金。

広告は打ったが納品が間に合わない。

香水を納品したがビンの形が、実用に耐えないなど、舞台裏での苦労は数知れない。

この本の装丁はとてもキレイ。
とくに、ヒモしおりの青はとてもキレイで、ラルフ・ローレンのセンスを感じた。

ライセンス契約、香水、ある程度まで行くと、売り上げは累乗算で増えてく。
そして、そこまで行くと、本人にとってお金はそう大した問題ではなくなる。

強く感じたのは、失敗しないと成功はないね。
そして、自分の信じたことが認められなくても、めげない事、気にしない事。
そうなれるまで自分の仕事に打ち込み事。
そうすれば、壁にぶつかっても目をそらさずにいられる。
そうすれば、失敗を踏み台にできる。

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