それが一番の問題

概要は後からついてくる

開高健ベスト・エッセイ 開高健、小玉武

2022年02月13日 | 


和製ヘミングウェイ的なイメージが少しある。
文章と釣り、、、あと戦争を取材とかね。マッチョな面。

もちろん、それだけじゃない。同じくらいセンシティブで、内向的でもある。

ヘミングウェイの文章は簡潔として知られる。
開高健もそうなのかな。わからん。でも、ぶ厚い。denseな感じがする。
今、こんな文章を書く人を僕はしらない。描写力もそう。

読んでいて浮かぶのが、情景、平面のイメージでなく、彫刻とかなにかもっと立体的でtangibleな感じ。
筆力。言葉での表現力。the ability to portrait what he saw.
これが尋常じゃない。プロの書き手という感じ。
さらに、マテリアル(書いている対象)が戦争やその周辺で暮らす人だったりすると、書き上がった文章のパンチは重たくなる。
そうゆうことだと思う。

何度も読みたる。読むたびに舌を巻く。

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