それが一番の問題

概要は後からついてくる

吉田篤人 「台所のラジオ」

2016年11月14日 | 小説
台所のラジオ
クリエーター情報なし
角川春樹事務所


かなり良い。

吉田さんの小説はかなり久ぶりに読んだ。
最後に読んだのは3年以上。
当時の僕の状態と吉田さんの作品の世界の乖離が大きくて
途中で投げ出してしまった。空想の世界が遠すぎたのだ。

今回は違った。
僕は数ヶ月ぶりの休日で、現実とは違う世界を見たかった。
そして、「台所のラジオ」の世界観は日常とさほど乖離していない、つまり、射程距離。

また、「針がとぶ」のように本作に収まっている作品はゆるくつながっている。
好きだ、こうゆうの。


吉田さんの、世界を見つめる丁寧なまなざしに久々に触れた。
言葉や物に対する気づき。やっぱり良い。

もう一度読もうと思う。

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