万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4326 父母が4003

2022年04月13日 | 万葉短歌

2022-0413-man4326
万葉短歌4326 父母が4003

父母が 殿の後方の ももよ草
百代いでませ 我が来るまで  生壬部足国

4003     万葉短歌4326 ShuJ426 2022-0413-man4326

□ちちははが とののしりへの ももよぐさ
 ももよいでませ わがきたるまで
○生壬部足国(みぶべの たりくに)=左注参照。「<生壬部>は子代部(こしろべ)の一つで、本来皇子を哺育するとともにその警護を任とした職の者…。」
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第34首。4327歌第二左注<七首>の第6首。左注に、「右一首同郡生壬部足国」。
【訓注】ももよ草(ももよぐさ=母々余具佐)[「今日の十薬(じゅうやく。どくだみ)のように裏庭に生えることを習性とする草であったか。」「未詳。花びらの多い草(百弁草)の意で菊をさすかとするほか、諸説…」]。
【原文】20-4326  父母我 等能々志利弊乃 母々余具佐 母々与伊弖麻勢 和我伎多流麻弖  生壬部足国