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万葉短歌4342 真木柱4018
真木柱 ほめて造れる 殿のごと
いませ母刀自 面変りせず 坂田部首麻呂
4018 万葉短歌4342 ShuJ459 2022-0428-man4342
□まけはしら ほめてつくれる とののごと
いませははとじ おめがはりせず
○坂田部首麻呂(さかたべの おびとまろ)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第50首。4346歌第二左注<十首>の第6首。左注に、「右一首坂田部首麻呂」。
【訓注】真木柱(まけはしら=麻気波之良)[「<真木柱(まきばし)>の訛り。桧や杉など建築の良材で作った立派な柱」。02-0190真木柱(まきまきばしら)]。母刀自(ははとじ=波々刀自)[「<刀自>は家の内をとりしきる主婦の尊称。戸主(とぬし)」。04-0723(長歌)吾児乃刀自緒(あがこのとじを)、など<刀自>出現は集中7か所]。