万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4330 難波津に4007

2022年04月17日 | 万葉短歌

2022-0417-man4330
万葉短歌4330 難波津に4007

難波津に 装ひ装ひて 今日の日や
出でて罷らむ 見る母なしに  丸子多麻呂

4007     万葉短歌4330 ShuJ444 2022-0417-man4330

□なにはつに よそひよそひて けふのひや
 いでてまからむ みるははなしに
○丸子多麻呂(まろこの おほまろ)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第38首。第二左注<三首>の第3首。左注に、「右一首鎌倉郡〔(鎌倉市)〕上丁丸子連(むらじ)多麻呂」。第二左注に、「二月七日相模国防人部領使(ことりづかひ)守従五位下藤原朝臣宿奈麻呂(すくなまろ)進(たてまつる)歌数八首 但拙劣歌五首者不取載之」〔三首を載せる〕。
【訓注】難波津(なにはつ=奈尓波都)[「難波の港。防人たちが出航して筑紫に赴いた港。…a南区三津寺町辺…、b東区東横堀川高麗橋辺〔の人工港、の2説がある〕」]。今日の日(けふのひ=気布能比)。