風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

クルマの魅力について

2007-10-21 11:38:16 | クルマ雑感
昔のクルマには、今のクルマにない魅力があると言われますが、
その理由はどういうところにあるのでしょうか。

クルマの歴史の中で、どのあたりまでが昔のクルマで、
どのあたりからが最近のクルマなのでしょうか。

本当に今のクルマの魅力は昔のクルマよりも劣っているのでしょうか。

数十年前、昔のクルマが発売された時点で、
今の僕らが感じているのと同じ魅力がすでにあったのでしょうか。

数十年後、今のクルマが昔のクルマと呼ばれるようになったとき、
昔のクルマはよかったと言ってもらえるのでしょうか。

「昔のクルマは魅力があった」と、ひとくくりに賞賛されるのは、
昔のクルマの中で、名車だけが今も語り継がれているからであって、
本当は昔から駄作のようなクルマはたくさんあったのでしょうか。

クルマのメカニズムは確実に進歩し続けているはずですから、
値段的にほぼ同じクラスの新旧のクルマを比較して、
性能面、機能面が昔よりも衰えることはまず考えられません。
となると、昔のクルマと今のクルマの魅力の違いは、
結局はデザインだけの問題になるのでしょうか。
あるいはもっと他に昔より劣っている面があるのでしょうか。

僕は特に旧車マニアというわけではなく、
最近のクルマにも好きなものはたくさんありますが、
本当にしみじみとカッコよさに感動し、
間違いなく永遠の名車だと感じられる比率は、
どうしても昔のクルマに偏ってしまう気がします。

少なくとも、いつの時代につくられたものであろうが、
造り手(メーカー)の情熱やロマンが込められていないクルマに、
たいした魅力は感じられないはずです。

また、コストと使い勝手ばかりを優先したデザインに、
美しさを感じることはおそらくないはずです。

そう考えると、
「無駄」や「遊び心」をうまくデザインに取り入れ、
コストをかけて美しいボディラインづくりを優先したクルマが、
クルマ好きの目には魅力的に映る、ということなのでしょうか。

なかなかこれという結論に到達できず、たいへん申し訳ありませんが、
こうしたテーマは、これからもじっくり考えていきたいと思います。

本当は、ノスタルジックカーショーの残りの写真を紹介しようと思って、
その前置きのつもりで書き始めたのですが、
知らず知らずのうちにこんな長文になってしまったので(笑)、
写真はまた改めて掲載することにいたします。


ライトウェイト

2007-10-20 08:14:50 | スポーツカー
ノスタルジックカーショーで写した写真がもう少し残っているので、
まとめてご紹介させていただきます。こうしてみると、
世界には魅力的で個性的な自動車がたくさんあるものです。
もっといろいろなクルマに出会う機会をつくっていけたらと思います。


☆これは確か「アバルトOT1300」のはずです(間違っていたらごめんなさい)。フェラーリなどと比べると、車体がとても小さいので、かなり機敏に走ってくれそうです。大きくて豪華なばかりがいいクルマではありません。日本のメーカーも、昔のヨタハチやエスハチのような、小さくてカッコいい辛口スポーツカーをつくってもらいたいものです☆


☆トヨタ・スポーツ800、通称ヨタハチも展示されていました。今見てもすごく可愛いデザインだと思います。例えば、このままの形と大きさで1200cc95馬力くらいのツインカムエンジンを積んで、しっかりと足回りをチューンしたら、かなり楽しいクルマになると思うのですが、いかがでしょう。トヨタさん、ぜひつくってください(笑)。それで値段を200万円以下に抑えれば、かなりヒットしそうな気がします。カラーバリエーションを豊富にそろえれば、幅広い世代に愛されるはずです。スポーツカーが流行らないのは、「魅力的なスポーツカーが手に届く値段で存在しない」ことにも原因があると思っています☆




☆トヨタを代表するスポーツカーといえば、やはりこのトヨタ2000GTでしょう。とても希少なクルマだからか、街中で見かけたことはほとんどなく、映画007シリーズとか昔のテスト走行の映像くらいしか、動いている姿を記憶していません。そういう意味ではスカイラインGT-Rなどよりも現実感に乏しく、「あまりにも遠い存在」という意識があります。いずれにせよ、日本の自動車史に残る美しい名車だと思います☆

写真はあと数台分あるのですが、
だんだん長くなってきたので(笑)、
続きはまた明日にしようと思います。


イラスト

2007-10-19 02:49:06 | クルマ雑感
嬉しいことに、クルマのイラストを描かれている方と、
インターネットを通じてゆるやかに交流させていただいています。
僕自身、子どもの頃は絵を描くのが大好きだったので、
魔法のように上手に描かれたクルマの絵を見ると、
知らず知らずのうちにテンションが上がってしまいます(笑)。

お一人は、以前このブログで個展の案内を掲載したことのある「よぴお」さん。
最近新たにウェブサイト(こちらです)を開設されたので、
改めてご紹介させていただきます。
よぴおさんは11月に個展を開催されますが、
この週末(10月20~21日)にもプチ・イラスト展を開かれるそうです。
会場は山形市内とのことで、興味を持たれた方は、
よぴおさんのブログで詳細をご確認ください。

そしてつい最近、よぴおさんを通して知り合った、
「しぇと」さんとの交流が始まりつつあります(サイトはこちら)。
しぇとさんのクルマのイラストも、
味わいがあってたいへん素晴らしいと思います。
しかも僕の好きな車種の絵をたくさん描いておられるので、
やっぱり見ているとテンションが上がってしまいます。
こちらにもぜひご訪問ください。

さて、見事なクルマのイラストをいくつも拝見して、
ついつい調子に乗った僕は、何を血迷ったか、
ものすごく久しぶりに絵を描いてしまいました(笑)。
恥を忍んでアップしてみますので、
どこをどうすればもっと上手に描けるのか、
ご指導いただければ幸いです。


☆73カレラです。絵の具も筆も、道具らしいものは何も持っていないので、とりあえずスケッチブックに2Bの鉛筆で描きました。特に、ガラスやレンズ、タイヤを描くのが難しく感じられました。よぴおさんやしぇとさんの絵が、いかにすごいかがよく分かりました☆


漠然とした不安

2007-10-18 09:53:09 | クルマ雑感
ガソリンの価格が高騰し続けています。
今後どうなっていくのかは、勉強不足でよく分かりませんが、
石油がいつか枯渇するのではないか、という懸念自体は、
僕が小学生だった30年以上前からあったと思います。

ただ、その後も石油がなくなることはなく、
ガソリンエンジンを搭載したクルマが売られ続けていることから、
僕は心の中で、資源枯渇問題からずっと目を背けてきた気がします。
なぜなら、ガソリンを燃やして走るクルマが好きで好きで仕方がないため、
この石油時代が終わってしまうかもしれない、と想像することすら、
僕には恐ろしくてできなかったのです。

そんな僕の心の拠り所は、
世界最高峰のレースであるF1でした。
自動車メーカーが究極の技術開発を行なう、という存在意義があるにしろ、
F1をはじめとするモータースポーツ全般は、
人類が生存していくために必ずしも必要というわけではありません。
つまり、モータースポーツが存続を許されている限り、
一般社会からガソリンエンジン車が抹殺されることはないはずだ、
という「変な理屈」が、僕の中で一つの安心材料となっていたのです。

もちろん地球環境の未来のためには、
今のままではいけないことは分かっています。
しかし、あまりにも魅力的なクルマというものが、
静かな電気モーターでスルスルと動くようになったり、
ドライバーの技術が不要な自動運転が当たり前になったりしたら、
僕にとってこれほどつまらない世界はありません。
クルマは、単なる移動の道具ではなく、
男の血をたぎらせてくれる憧れの存在であり続けてほしいのです。

とりとめもなくなってきましたが、
とにかく、バイオ燃料でも何でもいいので、
内燃機関で動くクルマが今後もなくならないことを祈っています。
いつかF1が電気自動車になってしまったら、
そのときは観念しないといけないかもしれませんが……。


純粋さ

2007-10-17 10:51:41 | スポーツカー
そろそろ主役に登場してもらうことにしましょう。
スカイラインもサバンナもフェアレディも好きですが、
1970年代の自動車シーンを彩ったヨーロピアンスーパーカーのカッコよさは、
やはり次元が違いすぎます。完全に雲の上の存在です。

ランボルギーニ・カウンタックとフェラーリ512BB――。

実物を目の前にして、己の肉眼で見ていても、
やや現実感に欠けるような気がするのは、
そのあまりにも常軌を逸した芸術品のようなデザインと、
全身から発せられるすさまじいオーラが脳神経をしびれさせ、
さらに、少年の心に「最高時速300キロ」の夢を与えてくれた伝説が、
潜在意識の中に強く残っていて、
頭の中だけ30年前にタイムスリップしてしまうからかもしれません。

どちらも実際には時速300キロも出なかったとのことですが、
そんなことは、このカッコよさの前にはどうでもよくなってしまいます。
とにかく、奇跡ともいえるこの勇姿を永遠に世の中に留めておくために、
世界中のカウンタックとBBのオーナーの方々には、
今後1台も廃車にすることなく、大切に維持し続けてほしいと願っています。
もちろん、僕ごときに言われるまでもないことだとは思いますが(笑)。






☆「速く走ること」「美しくあること」、この2つの目的のためだけにつくられた、あまりにも純粋な存在。実用性などかけらも与えられていないからこそ、スーパーカーは真の伝説となり得たのです。妥協しないことの崇高さを思い知らされます☆




☆スーパーカーブームの頃、僕らスーパーカー少年は、「カウンタック支持派」と「BB支持派」に分かれて論争を繰り広げていました(笑)。当時僕は「BB派」だったのですが、大人になってから、改めてカウンタックの魅力をしみじみと感じられるようになりました☆