今日の観光案内は文学碑と犬吠崎灯台、犬岩、屛風ヶ浦でした。
私にとって竹下夢二碑の案内は何年ぶりでしょうか。
私が松原に行けばきっとあなたも来てくれると思ったから、あなたの家からよく見える道をば静かに歩いた。あとから来てくれればいいとどんなに願ったことか。松原に行ったが絵なんか描けるものか。じっとしていられない。立ったりしゃがんだりしていた。
待って待って待った。松の影が砂の上にひかれた。灯台が赤く光った。
そして小松の中から日が暮れてきた。静かにあなたが小松の中から出てきた。私の方に歩んでおじぎをした。
これは夢二日記の一部です。君ヶ浜の松原の中でひたすらに恋人のカタさんを待つ絵のような情景を思い浮かべながらこの一節を紹介して皆さんで宵待ち草を合唱しました。
続いて国木田独歩碑ですが前回ガイドした友人が今の子供たちは独歩って知らないんでびっくりしましたといいました。童謡も最近は歌われていないとか。童謡の歌詞は今は理解できない時代になりふと口ずさむ童謡の情景に心を癒されるのはもう遠い話なのでしょうか。
夕焼けを見て山のお寺の鐘・・・ と思わず口ずさみながら孫には意味を解説しながら歌うのかなと思いおかしさと寂しさを感じます 。