今年の全国大会は東北で開催されました。基本講演のキッチン火山学はとても身近な講演でした。
分科会は「海の崖からジオサイトの保全を考える」です。安田海岸の波で渡れない場所は梯子を持参して渡してくれました。植物化石 や、石炭になりかけた亜炭層を見ることができます。
屛風ヶ浦のたくさんある火山灰層も年代とそれぞれがどこから飛んできたとかいうと興味がわくのではと思いました。
長い海岸は漂流物でいっぱいです。これらは波で行ったり来たりしているうちにマイクロプラスチックとして魚の体内に取り込まれるそうです。オランダの高校生は海洋ゴミを吸い取って回収するシステムを考案したそうです。
鳥取砂丘では除草作業で人が沢山入る事が動物の巣にも影響を与えるということや観光のラクダ乗りも中止の方向とか、保全と景観を守るという事は難しい問題で自然に任せるという意見もありました。屛風ヶ浦では保全は先送りしないで考えなければと毎日思っていますが。
その後バスで回った寒風山の草原と夕焼けに心を癒され、翌日入道岬見学の後小さな漁船で奇岩をぬうように回ります。ゴジラ岩は以外に小さかったけど北の大地を満喫できおもてなしを感じるツアーでした
東北は私にとって家族で毎年行っていた第2の故郷です。秋田の帰りは昔行った五能線や仏が浦にもう一度行きたいと思いましたが一日で回れないので五能線だけにしました。
五能線は「リゾートしらかみ」として秋田~青森まで147Kの内、80K余りは車窓から日本海沿いに走ります。カラフルにデザインされた車内では人形芝居や三味線のイベントや展望室、カウンターとあり絶景がみられる場所では電車はゆっくりとスピードを落とします。
記憶にある五能線はもっと海岸すれすれに走っていた気がしましたが樹木が伸びたためでしょうかかっての感動はありませんでした。
しかし今回の男鹿半島.大潟大会は東北を満喫した大会でした。