夏休み親子ジオツアーの最後に2日間のまとめがありましたが先生の話はとても子供たちにもわかりやすく ジオ(大地)と人々とのかかわりを話してくれましたので一部をご紹介したいと思います。
「皆さんは2日間いろいろな動物、植物を見ました。海で磯遊びをしイソギンチャクとか貝を見ました。君ヶ浜で砂浜と松林の植物を観察し、渡海神社ではいろいろな木やキノコ類、モグラのトンネルを観察しました。
世の中にはいろいろな場所に生き物がいっぱいいてそれを生物の多様性というけどそれらはそれぞれつながっています。例えばキノコは木を分解し、キノコが生えた木には虫の幼虫が入って成長します。渡海神社にいたアカテガニは普段は森にすんでいてキノコを食べて夜になると海に行って産卵して海の魚に食べられる。森で作られた栄養分をカニを仲介して海の生き物がとっている。
日本は狭いけどいろんな環境があっていろんな生き物がつながっています。野生のスイカはアフリカが原産で砂漠の水代わりで甘くなかったが人間が育てることにより甘くなりました。人間は野生の生き物を飼ったり育てたりして多様なものを作り上げてきました。
銚子の自然もお互いが結びついて残ってきました。地域の自然は地域の人々と生き物同士でつながっているのを実感してほしい。
今回、銚子の自然を見て気づいたこと感じたことを忘れないように心の中や観察ノートに書いておき思い出したらよいかと思います」
先生のまとめのほかにはプラネタリュームや星座表作成ジオサイトの実地見学等がありました、。
翌日、屏風ヶ浦のガイドの途中に話にあったカニが屏風ヶ浦の海蝕涯を這って穴の中に入っていくのを見ました。アカテガニは7月~8月大潮の頃に海に産卵に行くそうです。
ここで魚が何故硬いカニを食べるというのが不思議でしたが、カニは波の力を利用して脱皮し、2週間くらいは柔らかいそうです。