怖いくらい...幸せ

週末、夫の野暮用に付き合って、自由が丘へ出かけました
「それならば、自由が丘のカフェに立ち寄って、オーナーからお借りしていたCDをお返しして、シュークリームを買って帰っちゃおッ」
というのが、ついでの目的になり、主人と一緒にカフェに寄ったのです

今年の夏、３年ぶりにお店を訪れたの機に、オーナーに演奏を聴いてもらった上で、音楽的アドバイスを得るという事が、今の私にとっては、とても大きな勉強になっているのですが、オーナーにとっても、私のような活動スタイル＆ジャンルで取り組んでいる音楽というものに、興味を引く部分があるらしく、応援して下さっているのです
最近では、「もし参考になればと思って...」とおっしゃって、CDを貸して下さったり、参考になりそうなピアニストの情報を知らせて下さったり...と、色々とお気遣いを頂いています

この日、急に訪れたので、オーナーは、ちょっと驚いた様子だったのですが、
「ちょっと、お話があるんだけど、時間は大丈夫？」
と、主人と一緒に奥に通して下さったのです

「実は、１２月のクリスマスのディナーの時にね...」

それは、ナント、演奏の依頼でした
私にディナーで演奏するチャンスを作って下さったのです
その内容が、本当におもしろく興味を引く企画で、「どうしたら、この子にココで演奏する機会を与えられるだろうか...と、オーナーが、いろいろと考えて、まさに私の為に企画して下さったんだな」と思えるようなものでした
私は、内容の裏に隠されたオーナーの心遣いが、手に取るように分かったし、胸が熱くなり、目をウルウルさせながら、お話をお受けする返事をしたのでした

「実は、こういった話をメールでするのも...と思っていたんです。企画の事で誤解を与えたくなかったし...。それに、お二人のクリスマスの時間を頂く事になってしまいますから、ちょうどご主人にもお話して了承頂けて良かったです」
オーナーも喜んで下さったし、主人も、私とこちらのカフェとの馴れ初めを全部知っているので、この状況が私にとって「ただ事じゃない」という事が、即座に把握できたようでした

それにしても、夫の野暮用が、こんな大ニュースにつながるとは...
それに、正直言うと、このところあまりに立て続けにイイ事が舞い込んでくるので、逆に怖い...気もします

大きな収穫

先日、代官山でのティータイム・ライブがようやく実現しました

もともと、こちらのカフェには、ティータイムの枠を狙ってアプローチしていたのですが、「枠が無い」との事だったのです
先月、こちらでの２度目のライブを終えた後、オーナーと二人でゆっくり話をする時間が取れて、いろんな話をしていたところ、「試しに...」という事で、ティータイム・ライブの機会を得る事が出来たのでした

明るくて、静かで落ち着いた雰囲気の空間...
「一人でぷら～っと立ち寄ってみました」という感じの女性が多く、お茶を片手に雑誌をめくりながら、ゆったりと過ごしている様子は、例えるなら、《休日のプライベートな時間》を垣間見るようでした
そういう時間と空間を過ごしてもらうためのカフェで、ピアノのBGM...
これは責任重大です

「ラウンジのように落ち着きすぎず、かといってお客さんのシーンを
邪魔しないような個性的な演奏を探してみてください」
オーナーのアドバイスと、今、自分が感じた雰囲気の中で、似合う“音”をイメージしながらの2ステージ

総合評価としては、まずまずのところで、これは、次につなげる事が出来そうです
もちろん、この事は私にとって大きな収穫ですが、今日は、もう１つ大きな収穫が舞い込んできたのです

２ステージの最中に、入っていらっしゃった女性のお客様。
オーナーと何か交渉している様子だったのは、雰囲気で分かったのですが、実はテレビの製作スタッフの方だったのです
カフェで、ある番組の撮影を行う事が決まり、その中で、「ピアノの演奏を取り入れたい」という構成らしく...

私が２ステージの演奏を終えると、すぐにオーナーが、その制作スタッフの女性に紹介をして下さり、私が、その撮影のお手伝いをお引き受けする事になりました
たまたま、その日、そこに居合わせたという事がご縁となり、このような機会が巡って来てしまったので、私もただただ驚くばかりです

それにしても、私の音がテレビで流れる(...かもしれない)なんて、すごくワクワクです

久々の再会

１１月のベーカリーカフェでの演奏を前に、嬉しいメール
「久しぶりにお伺いします。皆で楽しみにしていますね」

福岡に住んでいた頃、１ヶ月だけ一緒にお仕事をしたのがご縁で、年賀状だけのやりとりが何年も続いた後、偶然にも東京での再会に至った...というメンバー４人組が、１年３ヶ月ぶりに顔をあわせることとなったのでした

この間、一緒に出かけるお誘いは頂いていたのですが、ちょうど私の体調が悪くなり、人ごみに出るのを極力避けていた状態だったので、結果として随分とご無沙汰する事になっていたのです
この間、メンバーのうち、お一人は、よく一人で演奏を聞きに出むいて下さり、私の体調を気遣って下さっていたので、他の皆さんにも、それが伝わっていたようでした

再会した時の第一声が、
「あっ.....思ったより元気そう」

なんだか、ジーンときてしまいました

確かに、最近は体調も良くなっていて、この半年で体重が4kg増
落ちた分を充分取り戻しているし、ふっくらした分、顔色や見た目の印象も随分と違っているのが、自分でもよく分かります
今年初めの写真とか見ると、やはり「病人...って顔をしているなぁ」って、自分でも驚いてしまうほどです

薬をやめて半年---完璧に治った訳では無いけれど、最近では症状が極めて軽いし、症状を感じる時間も短いし、病気の事を忘れている時間が増えている事に、本当に驚いています
やはり、周りに親身になって気遣って下さった方や友人・家族がいてくれた事で、私の心は、すごく支えられたというのがすごく大きいです
本当に感謝しています
一時は「もう続けられないかも....」と思った演奏活動も、こうして続けられているし、続けられる幸せを改めて知ったとも思えます
だからこそ、頑張れるんだなぁ...と

こちらのベーカリーカフェでの演奏も、今回で年内最後
カフェのスタッフの皆さんとも、
「今日も、あなたのピアノが聞きたくて楽しみにして来ました」
いつも声をかけて下さるお客様とも、ちょっと早めのご挨拶をしました

今年は、カフェの７周年のイベント演奏などでもお世話になり、スタッフの皆さんやカフェを訪れるお客様との交流も多かった１年でした
始めたばかりの頃は、思いっきり“アウェー”な雰囲気で辛かったほろ苦い記憶が、また違った感覚で思い出されます

とにかく、今年も続けてこられて良かった
来年は４年目を迎えます

フィンガーウェイツ

実は...先日、自由が丘のカフェのオーナーに、今後のアドバイスを頂いて以来、私はその事で結構頭がいっぱいになっている
久しぶりに、子供の頃に使っていたハノンやツェルニーを引っ張り出して、弾いてみたり...
「もっとピアノを弾く為に必要な筋肉を鍛えるべきなのかもしれない...」

バレエを始めてから、「見るのと、やるのとでは大違い」という事を思い知り、あの優雅に踊る細い体のバレリーナが、いかに踊るための筋肉を鍛えているかという事を知って驚いた
ダンサーやスポーツ選手に限らず、きっとピアニストもそうなのだ

久々に、あの指のトレーニンググッズの事が頭をよぎってしまった...
その名も、フィンガーウェイツ

初めて楽器屋さんで見つけた時、「ほほぉ～なるほどぉ～」と、すごく興味を持ちながらも、衝動買いするには、ちょっと高価なものだったので、勇気が出ず...
以来、何度か手に装着してみたりして、「コレで本当に鍛えられる？？」と、悩みつつも結局手を出さずにいたものだ

最近、久々に思い出したこのフィンガーウェイツの事を調べていると、なんと改良版が出ているらしい...
う～ん...是非試してみたいな