welcome!

せっかくの機会だから、この素敵な夜景も楽しんでいって欲しいという願いも虚しく、外はあいにくの雨...

以前から、「1度、是非伺いたい♪」と言ってくれていた友人が2人で来てくれました
今年の1月迄、一緒にお仕事していた仲間です
一緒に...と言っても、私は、週1度というペースだったのですが、職場に不満を持ちながらも、激務をこなさなくてはならない彼女たちにとっては、その日は、唯一「オアシス」と思える日だったのだそうです
（嬉しい事、言ってくれるなぁ...）
彼女たちに比べると、私は、かなりお姉さまなのですが、こうして職を離れても、慕ってもらえて、お互いに全くギャップを感じる事無く、楽しく過ごせる関係でいられる事は、嬉しい事です

4月まで限定のオススメのコースをお知らせすると、早速、予約を入れてくれたようで、私も楽しみにしていたのです

当然、私の演奏を聴くのも初めてだった訳ですが、彼女たちが、さりげなく「やわらかいピアノ」という表現を使って感想をくれた事が、とても印象に残って嬉しかった...

彼女たちが、苦労して「This is it」を観に行った笑い話をしていた事なんかを思い出しながら、マイケルのナンバーから、「Heal the World」と、「I'll Be There」を組み込んでみましたが、思惑的中で、「かなり反応した」そうで...

雨は降っていたけれど、私もお薦めする夜景は、やはり素晴らしかったらしく、食事も良かったと、若干、興奮気味に感想をくれました
こうした優雅な空間に身を置いている事に、心から感動した様子で、私も大満足です
なんだかこっちまで、あったかな気持ちになれました
ありがとね！

小さな野望

今、テレビで、「ラブソングが出来るまで」をやっている...
私にとって、とっても思い入れのある映画の中の１つ
今、ヒュー・グラントが、まさにピアノを弾きながら曲を書いているところ...

これから仕上がる「Way Back Into Love」という曲を、サントラを聞きながら、耳コピして、練習したあの頃が懐かしい...
もう3年前になるかな？
あるテレビ番組の撮影のお手伝いという事で、突然舞い込んだお話だったけれど、私の音がテレビを通じて流れたという感激は、やっぱり私にとって大きな宝です

それはさておき、私も「曲を書いてみたい」という野望はあるのだけど...
なかなか行動に起こせないまま、ズルズルしちゃってます（笑

静かな夜

今日は、昨日よりも更に冷たい雨...
予報では、雪のちらつく可能性もあるとか...
もう、いい加減、勘弁して欲しいです

このところ忙しくて、なんとなくマズイ予感はしていたけれど、案の定、帰省後に、ひきかけの風邪が悪化...
演奏途中に咳き込みたくのを押さえるのが、ツライ...

このジグザグ気温の影響があってか、或いは、時期的なものなのか、今月は、レストランも比較的静かです
昨日の夜は、またひときわ静かで...
この静かな空間の演出って、神経を使うし、本当に難しいなぁと思います

でも、いつものようなザワザワ感が無いからこそ、ピアノに合わせた、お客様の鼻歌が聞こえてきたりして、（鼻歌を歌いやすいように、シンプルに弾き通そう）と気付けたり、スタッフの「あの曲、良かったっス！」というコメントを頂けたり、ちょっといつもと違うシーンにも出会えて、そういう意味では、なかなか良い収穫を得られた気もしています
ある意味、孤独な仕事なので、何かしら反応を感じられると、やっぱり安心します

リハーサル

5月の家族コンサートのリハーサルの為に、安曇野へ帰省して来ました

こちらも、忙しくなって来たところで、思うように練習時間が取れなくて、シューベルトの「菩提樹」は、何とかかろうじて弾けている感じで、仕上がらない...
更に、直前に、新曲の楽譜を送って来られて、（おい、おい...）という感じだったのですが、これで、アンコール含めて18曲
どうなることやら状態で、向かいました


到着するやいなや、時計を気にしながら、まずは何曲か合わせてみて、それから、会場での練習時間を2時間予約してあるというので、バタバタと会場へ向かいました
更に続きを合わせているところへ、先生がやって来られて、少しご指導頂くという強行なスケジュール

本番を意識しながらも、ぶっつけ状態でのレッスンは、最初からピリピリとしたムードが漂ってしまいましたが、
「大変だと思いますが、頑張って下さい」と、先生から、同情のような激励を頂いて、改めて伴奏の難しさを思い知りました

もっと練習する時間が取れれば、もう少し息が合って、曲が出来上がっていくところだけど、そうは言っても、後は、本番を迎えるだけなので、もう開き直らなくては...！！

実際に合わせながら、時間調整をしてみて、難曲を3曲削ったし、少しプレッシャーからは解放された感じ...
さて！どんな本番を迎えるか、楽しみです

最後のレッスン

昨年の夏から始めた出張レッスンも、ついに最後の時を迎えました

元気が良すぎて、なかなかイメージ通りにいかない部分もあったけど、最初のお試しレッスンの事を思うと、随分、集中力もついたし、成長したなぁ...と、やっぱり感動ものでした
（飽きて来た時のために...）と準備していったお化けの絵描き歌には、予想通り興味を持ってくれたようで、アンコールにお応えしているうちに、ホワイトボードは、お化けだらけ...
「最後だから、頑張って全部やってしまおうね♪」と、音符のワークブックも、何度も応援しながら頑張ってもらい、見事終了
いつの間にか、スラスラと書ける様になっている事に驚かされました

彼には、「最後」という意味が分かっていたか、分かっていなかったか、謎で、いつものように、さらっとお別れをして来ました
でも、年月が経っても、何かしら「楽しかった記憶」として残ってくれたら、嬉しいなぁと思います

短い間だったけど、先生という経験をさせてもらえて、
私も、ある意味、子供の頃の夢を叶える事が出来ました

お母様から御礼として頂いたクッキーには、「ありがとうございました」のメッセージ
さすがに、グッと来ちゃいました...

印象に残ったシーン

3月後半から、連日演奏続きで、なんだかバタバタしてしまいました
演奏中は、とても心地良い気分でいられるのですが、1日終えてみると、体重もガクンと減っているし、やっぱり見かけによらず、体力を消耗するんだなぁと、改めて思います

余裕が無くて、すべての記録は残せないけれど、でも、印象に残ったシーンを思い返しながら残しておこうと思います

火曜の夜、霞ヶ関にて
4ステージ目を間もなく終えようとしていた頃に、一番奥のテーブルの団体のお客様のお一人が、ピアノの近くのソファーに掛けられ、少しの間、静かに耳を傾けて下さっていました
そのうち、「リクエストをしたい」と、スタッフに声をかけていたのですが、どうも曲名が思い出せないご様子...
一度、あきらめかけたようでしたが、「彼女に直接伝えてみるから」と、そのタイミングを待っておられました
キーワードは、「明日」、「橋」
もう充分です（笑）、サイモン＆ガーファンクルの「明日に架ける橋」！
有名な曲ですが、私は、原曲を通しで聞いた事が無く、ちょっと不安があったのですが、弾いてみる事にしました
お客様は、「良かった、今日のラストソングだね」と、ニコニコして、ご自分の席に戻られ、演奏後に大きな拍手を下さいました
その拍手につられて、お連れの団体のお客様が、一斉に拍手をして下さったので、なんだかすごい事になってしまいました
いまだかつて無い程の大きな拍手の嵐に包まれて、とても感動してしまいました

昨日のお昼は、丸の内にて
一足踏み入れて、ハッとしてしまったのですが、ピアノの横一帯ののテーブルのレイアウトが変わっており、コース料理のセッティングが整っていました
一体、何事だろうかと、一瞬、身構えてしまったのですが、4月1日と言えば...

社長を囲んで、新入社員の歓迎ランチ...
随分、アットホームな会社のようで、横目で雰囲気を感じながら、うらやましかったです
この新人さん達に、私からもお祝い...のつもりで、森山直太朗さんの「さくら」を演奏しました
当日の夜のニュースで知りましたが、ちょうど、東京でも満開宣言が出された日だったんですね...
企業の入社式のニュースのBGMには、やはり「さくら」が使われていて、我ながら、自分のセンスに満足
それにしても、こういう場に居合わせる事が出来た事を幸せに思いました
桜色に染まった中で、私までフレッシュになれた気分を味わえて、訳も無く気持ちがうきうきして来て...
「頑張ろう」って思えます