弾き納め

HP上では、簡単にご案内していましたが、今年の聖晩餐は、前日段階で、急遽、日程変更になり、ちょっとバタバタしました

23日はキャンセルとして、24日と25日の2日間に変更
先日の喉の違和感から、一気に風邪の症状に苦しむ事になっていたので、少しでも時間を稼げたし、かえって良かったのかも...
体調は万全ではなかったし、プライベートで予想もしなかった事が重なるように起こって動揺もあったけど、何より、仕事に穴をあける事なく、無事に終える事が出来て良かった...

特に2日目の夜は、とても良い出会いに恵まれました
急遽リクエストにお応えして演奏した「アンチェインド・メロディー」を、とても喜んで下さり、お帰りになられる際には、大変励みになる温かなメッセージを下さったのです
「コツコツと頑張ってきて良かった～」と、心から思えるひとときでした

今回は、急遽、オーナーとの共演も見合わせる事になり、私としては非常に残念だったのですが、やはりライブの場というのは、裏では、色々な不測の事態が起こる訳で...仕方ありません
またいつか...


それに続いて翌日は、横浜にて演奏
私にとっては、まさに、今年の弾き納めとなるステージでした
年の瀬の忙しい時期にも関わらず、足を運んで下さった皆様...今年1年、本当にありがとうございました

初めて聴いて下さったお客様が、1st終了後にリクエストをして下さり、2ndでは、それにお応えして「Jupiter」を演奏してみました
不安もあったのですが、トライしてみようと思って...
今年は、場数を踏んだ分、そういう対応も出来るようになったし、少し自信がついたような気がします
更に、2nd後に頂いたリクエストにお応えして「Amazing Grace」を...
「感動した」と、涙をぬぐいながら言って下さり、逆に私の方が感動してしまいました

2009年は、私にとって、非常に充実感で満たされた1年でした
応援して下さった皆様、色々なチャンスを与えて下さった皆様に、心から感謝しております
来年も、早速5日から弾き初めです
今後とも宜しくお願いします

新しい1年も良い年でありますように...

唯一の教え子

先日、聖晩餐のリハーサルに出かけてきました

今年は、アンコールの1番最後に、オーナーのトランペットと共演するサプライズを用意しています
10月末に、オーナーに「お願い」という形でお話を頂いて以来、最初で最後のリハーサルとなりました

思えば、ピアノを再開して、少しずつJazzに興味を持ち始め、「いつか私もステージに...」なんて憧れを持っていた頃は、ソロで弾くというのは、全く頭の中に無かったのです
バンド結成の夢に向けて、時間と労力を使っていましたが、なかなか思い通りに事が運ばず...
それで、今のスタイルを築くようになってきたというか...
だから、久しぶりに、他の人の音と、自分の音が混ざっていく感覚が、とても新鮮に感じました
それに何より、ピリピリした雰囲気無く、あったかな雰囲気で出来る事が1番です

テンポの確認や、大まかな打ち合わせも済み、後は本番で、さりげなーくサプライズを演出して、盛り上げる事が出来たなら、大成功と言う訳です

この日もまた、私のピアノを聴いて下さった後、オーナーは、改めて、この1年の努力と進歩を認めて下さり、感動的な言葉を下さいました
あまりに感動的だったので、敢えてココには書かずに、自分の胸にしまっておこうと思います
もしかしたら、いつか、この事に触れる機会が訪れるかもしれません
そんな日が来てくれたら、どんなに素敵でしょう...
でも、それまでは大事に...

私自身、オーナーを「師」として仰いでいて、ここまで来られた事に感謝しているのですが、オーナーも、私の事を「唯一の教え子」だと思って下さっている事が分かった瞬間、本当に幸せな気持ちでいっぱいになりました


どうか、素敵な聖晩餐を迎えられますように...

サプライズ

気合充分で過ごして来ましたが、軽く喉に違和感を感じ始めてから3日後、急激に悪化して、ナント、声が出なくなってしまいました
歌う仕事をしていたら大変な事でしたが、幸い、仕事に支障は無く...

今年最後のホテルでの演奏
「今日を乗り切ったら、週末、ちょっと休養出来る...」
気持ちを奮い立たせて臨みました

この時期の金曜の夜とあって、お食事をゆっくりと楽しまれるお客様が多くいらっしゃり、和やかな雰囲気の中、気持ち良く演奏出来ました
時々、クリスマスナンバーを織り交ぜて、（あぁ、ココでの演奏も今年最後かぁ...）なんて思いながら...

ステージを終えると、優雅な気分から一転、一気に現実に引き戻されます（笑
「早く帰らなきゃ！」

慌てて着替えながら、携帯を見ると、夫から「今、ロビーにいるよ」のメールが...
もうビックリ！
こちらでは、ロビーとレストランが吹き抜けになっているので、ロビーにも演奏が届くのです
（聞いててくれたんだ...）と思うと、たまらなく嬉しかった

実は、いつも、自分の音が、ロビーではどんな感じで聞こえているのか、気になっていたし、興奮して、色々聞きたい事があったのです
でも、声が出なくて...（笑

早く治れ～

オーディション

日々、バタバタと過ぎている中にも、常に向上心を持って、アンテナを張っておく事は大切だなと思います

来年に向けてのイメージや、新しいチャレンジに向けた構想など、ちょうどアンテナが敏感になっていた頃...
ある気になる情報にたどり着きました
早速、問い合わせをして、まくし立てられるように、まずは、プロフィールやデモなどの応募書類を作成
応募書類による１次審査を通過して、２次審査の実技へ...
先週末、待ちに待った２次審査の結果を頂いたばかりです

「もしダメでも、そんな落ち込まなくて良いよ」
という夫の言葉を真に受けて、プレッシャーは無かったけれど、この約１ヶ月間、とてもスリリングでした

すぐに仕事に結びつくかは分からないけれど、自信になったし、希望を持って、来年に繋げられそう
また頑張る目標が出来たし、良いご縁...そして、良いチャレンジだったと思います

アヴェマリア

日曜も、こっそり早起きして、ピアノの練習
今月は、週末も半分は仕事しているので、なんだか感覚が狂ってる...

ホテルにてお昼の演奏でしたが、さすがにいつものような商談っぽいお客様は見られず、新鮮な雰囲気を感じていました
なんとなく私自身もリラックスして臨めた感じがして、いつもとピアノの音色が違って聞こえたし、心地良かったです

3ステージの途中で、さりげなく声を掛けて下さった紳士からアンコールが...
「さっきのアヴェマリア、もう1度弾いて」

そう、カッチーニのアヴェマリアです
先日のカフェでも評判が良くて、わざわざ曲名をお尋ねに来られたお客様もいらしたくらい...
シューベルト、グノー＆バッハと並ぶ、3大アヴェマリアの１つです
なんだか切なくて、浸れる感じがする曲で、私も大好きな曲です

アンコールにお応えすると、御一緒のご婦人方と一緒に、あたたかな拍手を下さり、お帰りの際には、丁寧なご挨拶も頂戴しました
偶然が重なって、こうしたシーンに巡りあえるのは、やはり嬉しいものです
ありがとうございました

ラッキーアイテム

信じる、信じないは別として...
朝、つけているテレビ番組の占いコーナーは、なんだか見入ってしまいます

この日のランクは2位
しかも、ラッキーアイテムがグランドピアノですって
外は冷たい雨でしたが、なんだか「お～」って、テンションあがってしまいました

お昼からベーカリーカフェでのボランティア演奏を2ステージ
定番のクリスマスソングや、JAZZYなアレンジの賛美歌などを、心を込めて演奏しました
始まる直前までお客さんがゼロという状況に、降り続く雨を恨みたくなりましたが、徐々ににぎわって来て、素敵なクリスマスコンサートになりました
ピアノのすぐ傍の円卓を囲んでおられたご婦人の皆さんは、口々に「癒される...」とか「綺麗なメロディ...」「あぁ、イイわね...」などと、おっしゃって下さり、私も嬉しかったです
カッチーニのアヴェマリアと、戦メリは、特に評判が良かったようです

夕方からは、夫と待ち合わせて、クラシックのコンサートへ...
一緒にクラシックを聴くなんて、本当に本当にあり得ないくらい珍しい事...
「眠くなったらどうしよう...」と言うのを、まず心配したくらい（笑

初めて踏み入れる紀尾井ホール
ステージ上のグランドピアノは、もちろん、スタインウェイ
2年程前、今は亡きジャズピアニストの本田竹広氏の紀尾井ホールでのリサイタルの感動秘話を、たまたまテレビで見て以来、私の中では、「いつか訪れたいホール」でもありました

ピアノとテノールの男性デュオのコンサートは、大変感動的な内容で、眠くなるどころか、どんどん惹き込まれてしまいました
こんなに人の心をつかむなんて、まさに「すごい」の一言
プログラム最後の、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」なんて、本当に「これが同じ人間の声なんだろうか」と思ってしまうくらいにスゴカッタ～
ものすごい拍手の嵐でした
ピアノの音色や、伴奏のテクニック、歌の歌い方、表現力...etc..
最近の私の興味ある事を網羅した内容に大満足
グランドピアノでの演奏と、素敵なコンサートのはしご...
すごく充実の1日で、かなり大きな刺激を得られました

パーティー演奏

昨晩は、パーティーの演奏でした
12月に入り、とっても素敵なクリスマス・ツリーも、ディスプレイされました
「早く見たいナァ」と、と....っても楽しみにしていたのです
お客様が会場入りされる前に、急いで写したので、ショットがイマイチだなぁ...
生ツリーは、もっと素敵です
クリスマスまで、あと2回しか、このツリーを見る事が出来ないので、しっかり目に焼き付けなくては！

それはそうと、こちらでは、よくパーティーが催されるのですが、パーティーと言っても、いろいろなタイプのものがあり、私も勉強になります
この時期なので、クリスマス・パーティーとか、忘年会の類なのかと想像していましたが、到着してみると、なんとテーマは、「メキシコの夕べ」
「メキシコの曲、もし出来たらお願いします」
なーんて、その場で言われましたが、何も思い浮かばず...
いや...さすがに...

それでも、なんとなく雰囲気に合った曲を選びながら、乾杯後、1時間以上、通しで演奏を続けました
しかも、あちらこちらから拍手を頂けたので、かなりホッとしていました
一見、ガヤガヤしているようでも、ちゃんと耳を傾けて聴いて下さっている方が、いらっしゃるという事に救われます
拍手と同時に笑顔で手を挙げて下さったり、「うんうん」と頷いて下さったり、自分のパフォーマンスに対して、良いリアクションが返ってくる瞬間は、本当に嬉しいものです
これで、メキシコ弾けたら、言う事無かったんだけどな...

久々の出張レッスン

11月は、どうしても都合をつける事が出来ないという事で、出張レッスンをお休みにしていました
夏からコンスタントに続けていたところへ、変なブランクが出来てしまったので、彼のモチベーションが下がってしまっていないかと、少し不安でした

ところが...
いきなり、笑顔で飛びつかんばかりの大歓迎
しかも、「早くレッスンしよー！」と、かなりのハイテンション

ヨカッタ...

12月に入ったので、クリスマスソングとして、「あわてんぼうのサンタクロース」を準備
その他、彼の気まぐれに対応出来るように、新曲の「おにのパンツ」や「まねきねこダック」など、可愛らしい曲も持っていきました

彼のレッスンの時の定位置は、なぜか私のひざの上...
本当に可愛くて、可愛くて...
じーっと座って、まずは、新しい歌を静かに聴くのです

彼がイメージを作りやすいように、歌詞の内容をイメージしたイラストも見せます
そのイラストが気に入ると、喜んで、いきなりママのところまで見せに行ったり...
3歳の男の子らしい予期せぬ行動や、「なんで、サンタさん、あわてんぼうなの？」などと言う予期せぬ質問攻撃に合ったり...
傍から見ると、かなり遊び心のあるレッスンになっているのかもしれませんが、彼は、この調子で1時間みっちり楽しんでくれるようになりました

この集中力...1番初めの時と比べたら、本当に雲泥の差です
彼の成長をひしひしと感じて、先生として、本当に嬉しいの一言に尽きます