聖晩餐に向けて

今年もクリスマスの聖晩餐の出演が決定し、安心したのも束の間、その為の準備に早くも緊張感を感じながら、今日と言う日を迎えました

オーナーとスケジュールを調整して、まずは久々に演奏を聞いて頂く事に...
約束の時間に訪れると、既にピアノの準備は万端にして下さっており、すぐに演奏開始

オーナーに聞いて頂くのは、昨年の聖晩餐以来なので、本当に本当に久しぶりだったのですが、それについては言い訳できるくらいピアノ漬けの日々を送って来たし、場数を踏んできたという事だけが、唯一の心の支えだったかもしれません

いつものように、まずは、じーっと静かに耳を傾けて下さっていたのですが、まず、4曲弾き終えたところで、ついに、一言
「また格段に変わったね...まず、音が綺麗になった...」
以下、お褒めの言葉が続いたので、一瞬信じられないくらいでした
それにしても、本当に不思議
昨年の演奏をちゃんと覚えて下さっておられる事が...
それに、努力を認めて下さった事が何より嬉しい

「敢えて言うなら...」と、言葉は続き....
「言えば、ちゃんと出来るように努力して、出来るようになるところがすごいよね。だから言うんだよ。」と、ありがたいアドバイス
ここに来る度に、大きな収穫があります

そんなオーナーから、「実はお願いがあるんです」と、切り出され驚いたのですが、何と、オーナーの吹くトランペットの伴奏のご依頼でした
（実は、オーナーと私は、トランペット繋がりと言うご縁もあったのですー）
何と、40年ぶりに再開なさったのだそうで...本当に頭が下がります

もちろん、目標は、聖晩餐でのご披露
早速、初見で合わせてみました
まだもう少し時間あるし、頑張って練習するぞー、オーッ
それにしても、オーナーと共演だなんてスゴイお話です
曲目は...フフフ....ここでは内緒
当日までのお楽しみ

めぐり逢い

同じ場所で、同じ時間に演奏を行って、例えば、そこで全く同じ曲を演奏したとしても....その日、その場に集ったお客様が変われば、その場で感じる空気は、全く違ったものになります
それは、まさに打ち合わせの無い世界であり、蓋を開けてみなければ分からない...
何度も言うようですが、それが生演奏の魅力の１つ
毎回、その日その時間のひとときを新鮮に感じられる事、その偶然のめぐり逢いから喜びを感じられる事は、本当に幸せな事だと思います

火曜日の夜の事
最終ステージの演奏を終了したタイミングで、お客様からリクエストを頂きました
アンドレ・ギャニオンの「Comme au premier jour～めぐり逢い～」
私自身も大好きで、よく演奏する曲です

演奏しながら、ふっと思い出したのです
以前、この場でこの曲を演奏した時に、曲名をお尋ねになられた紳士の事を...

演奏後に、思い切ってお聞きしてみたら、やはりその方でした
あの後、CDも購入されたのだそうです
きっと、思い入れのある曲なのでしょう　すごく素敵な事です

「ありがとう」の一言に、私も暖かな気持ちで満たされました
とても素敵なひとときでした

一言の効能

決まったばかりのイベントの話---結局、キャンセルになってしまいました...
(何やねん！←思わず関西弁。。。）
どうも最初から雲行きが怪しかったので、その可能性は覚悟していたのですが、決まって、一度喜んでいた後に、そう言われると、本当にテンションが下がるものです
ま、いろいろあります（苦笑）

さて。
昨日は、横浜での演奏を楽しく終えて来ました
今回も、常連のお客様方をはじめ、多くの方に拍手を頂きながら見守って頂き、嬉しかったです
秋も深まった頃なので、新曲もたくさん用意して、結構、幅広いジャンルを楽しめるような構成でお届けしました
実際、いつもよりも反応がたくさん返って来て、手応えを感じる事が出来ました
ちょっとした事ですが、笑顔でステージを終えられると言うのは、かなりテンションが上がります
毎回、ステージ終了後に、皆さん、それぞれに声をかけて下さるので、私も、それを参考にしているのですが、そういう小さな変化に気付いて下さり、「良かったよ～」と、一言頂けると、とても安心出来るのです
練習しても、練習しても、本番を迎えるまでは不安な気持ちが、この一言で救われます
今後も暖かく見守って頂けるよう、応援のお声に応えられるよう、頑張ってゆきたいと思います

また来月の機会を楽しみにしています

長かった2週間

実は、今月初めに事務所を通じて、ホテルでのイベント演奏の件で打診されていたのです
とても魅力的なお話だったので、即答で、スケジュールの仮押さえをしていたのですが、その後、ぷっつりと連絡が途絶えてしまい...そのまま2週間が過ぎました

（まさか、この場に及んでキャンセルもあり得るのかぁ？）
状況を知りたくて、やんわりとさぐりを入れてみたところ、「明日には（返事します）...」で、さらに3日...
やはり、不安的中で、裏では色々と交渉が続いていたようです
私が感じた限り、このままでは、交渉決裂という可能性もあるなと...

でも、その状況を知ったからこそ、言えた一言がありました
昨晩遅くに、この思いをメールに込めて送っていたのです
果たして、この一言が状況を変えたかどうかは分かりませんが、先程、良い返事をゲットする事が出来ました

良かった...
ギリギリで思いを伝えておく事が出来て...
このアクションがあったとなかったとでは、結果が良かろうと悪かろうと、きっと、気持ち的に違っていたはず...

詳細については、もう少し詰めるそうなので、また後日...
取り急ぎ、良いニュースでした

記念すべき...

赤坂にある老舗JAZZライブスポット、B♭---ここを貸切にして発表会は開催されました
出場者は、30名弱。ピアノやエレクトーンのソロあり、弾き語りあり、管楽器やベースとの共演をする人ありで、なかなか楽しめる内容でした

さて。記念すべき初出場を果たした私は...
どういう訳だか、リハ時点では全く緊張していなかったので、先生に「ふーん...余裕だねー」と、逆に不満そうに言われてしまうほどの大者っぷり

でも、予言通り、順番が進むに連れて、身体が冷たくなって、手先が冷たくなって...
さすがに「100%出し切れた～！」という訳にはいかなかったけれど、それでも、見守ってくれていた夫は、なかなかイイ評価をくれたので、この1年の成果としては発揮出来たのかなと思います

それにしても、先生ってやっぱりスゴイ
ここまで育てて下さった先生に感謝です
それに、他の皆さんの演奏を聞けた事がとても刺激になって良かった...
今後もコツコツ続けてゆきたいと思います


更なる安心材料は、発表会の帰りに寄った義母の様子...
術後の経過も順調で、退院の話も具体的になっていました

最終チェック

日曜日の発表会を目前に、最終の追い込みッ！
いよいよだ～

ギリギリまで練習して、出かけるつもりだったけど、自宅で練習していても、どうも落ち着かない...
なんとなく、差し入れ？のつもりで作ったおにぎりを持って、予定より早めに病院へ向かう事に...
義母の手術は、順調にいけば、午後4時頃に終了の予定...
義父と待合室にいる時間も、譜面を見返したりして過ごしたけど、やっぱり集中するのは無理...
なんとも言えない時間の中にいた...
手術は予定通りの時間に無事終わり、夫、義弟も揃って、術後の説明を聞く...
今後の事はこれから...として、まずは、すべて予定通りだったという事にホッとした

私を含めて、皆が何とも言い難い緊張感からちょっと解放されたところで、私はレッスンへ直行
発表会出場を申し込んだ頃は、正直、不安でいっぱいだったけど、この2ヶ月で、かなり良い内容に仕上がってきた
それを、自分でも実感出来るようになった事が嬉しい...
やはり、１つ目標が出来るというのは上達する上で、とても大切な事なんだなぁと、改めて思うわけで...

今日は、先生にもたくさん褒めて頂いて、気分良く最終チェックを終える事が出来た
本番でも発揮出来ますように

横濱ジャズプロムナード'09

10月の3連休---気持ちの良い天気が続きました
今月、予定が立て込んで来た中で、唯一、休日らしい日を過ごせそうという事で、楽しみにしていたのですが...
前日にかかってきた急な電話で、インフルエンザにかかってしまった奏者に代わって演奏する事が決まり、嬉しいやら悲しいやら...

お陰ですっかり忘れてしまっていました
横濱ジャズプロムナードの事を...
日曜だけ、なんとかオフを確保出来たので、ちょっとだけ出かけることにしました

みなとみらい駅に到着すると、クイーンズサークルにて、ちょうど中学の吹奏楽部の演奏が始まるところで、まずはココでサウンドを楽しみます
「あぁ～、やっぱりいいなぁ～」
一生懸命に演奏する学生さんたちを見ながら、思わず学生の頃の懐かしい思い出に浸ってしまう私なのでした

外に出てみると、屋外のあちこちで街角ライブが行われています
観覧車をバックにした会場や、日本丸のステージ...
横濱・みなとみらいの象徴とJAZZのコラボは、毎年訪れる度に、素敵だなぁと感じます

早いもので、福岡から横浜に出てきてから10年です
「いつまで横浜にいられるかな...。来年も来られるかな...。」
恒例のように、そう思いながら会場を後に...

今年もさりげに...

それは、毎年、ある日突然やって来ます

そう、かすかに香る金木犀の香り...
この香りに、いつの間にやら特別な思い入れを感じるようになって、何年になるでしょう...
その思いが、不思議と気持ちを優しくしてくれます

出来るだけ長くそういう気持ちに浸っていたいものです
雨は止みましたが、まだかなり強い風が吹いているので、心配。。。

秋の運動会

今年も姪っ子たちの運動会に合わせて帰省しました

「最近、よく食べるし、大きくなったよー」
の事前インフォの通り、大きくなっていてビックリ
もう5歳だもんネ
日焼けした元気な姿に、思わず目が細くなってしまう私...

年少さんの頃より、かけっこの距離も伸びたし、見事な組体操も披露してくれて、訳も無く感動してしまいました

一緒にお遊戯を踊ったり、親子競技に参加したり...今年もオバチャンは張り切ってしまいました
すごーく楽しかった

閉会式の後で、お手紙付きの色とりどりの風船を飛ばすのも、恒例行事
雲のない真っ青な空に向けて、一斉に風船が上がって行くシーンは、本当に見事で、いつまでも浸っていたい気分でした

1年の進歩は...？

昨年の今頃は「不況の波」の影響を受けて、それまでのパターンが、ぷつっと途切れてしまって...方向性を見失っていました
やっと叶った「ピアノでお仕事」の夢も、わずか数ヶ月しか続かなくて、正直、活動の継続について思い悩んだりもしました
それならばいっそ、何か新しい事を始めてみようか...
そう思った事が、弾き語りを始めたきっかけの１つで、月2回のレッスンに通い始め、間もなく1年になろうとしています

プレイヤーのオーディションの為に、途中、歌のレッスンをお休みした時期が2ヶ月...それを差し引いたとしても、10ヶ月で20回のレッスンを受けたという事か...

今月、年に1度の発表会が開かれる事になっており、8月末が申込の期限でした
かーなーりー、迷った挙句、エントリーしてみようかと言う事で...
相変わらずチャレンジャーな私なのですが、やはり人前で披露する事が大切な事なのです（...と、思うのです）

果たして、どんな本番を迎えるのでしょう？？？？

それぞれの場所にて...

月末は、結構、盛りだくさんで、下落合&丸の内のはしごから始まり、横浜、霞ヶ関...と、演奏の機会が続きました
カジュアルなカフェ、百貨店のフリースペース、シックな雰囲気のレストラン...と、場所が変わるごとに、その日の雰囲気も変わって面白いものです

下落合のベーカリーカフェでは、最近、毎回通って下さるご婦人が、お連れのお客様を誘って来て下さり、「アメージング・グレイス」のリクエストにお応えすると、すごく喜んで下さいました
また、普段はクラシックを良く聞いているという別の女性のお客様は、私の演奏を初めて聞いて下さったそうですが、「好きな雰囲気だったので、楽しめた」と、言って下さり、嬉しかったです
頂いたアンコールでは、リクエストをお伺いして「愛の挨拶」をご披露すると、飛びっきり大きな拍手を下さいました
ありがとうございました！またどうぞいらして下さいね

カフェから、そのまま丸の内へ向かい、盛りだくさんな1日だったのですが、中でも4thステージは、一時的に、お客様がゼロという状況が生まれて、これはまた今までに無い経験だったので、印象に残りました
かなり抑揚をつけて、感情を込めて演奏してみたのですが、吹き抜けのロビーに響き渡る感じが、すごく気持ち良くて...

翌々日は、横浜へ...
雰囲気はとてもカジュアルですが、ちょっぴり緊張感が漂う場所でもあります
今回は、以前からリクエストを頂いていたタンゴを初ご披露しました
曲目は、「奥様、お手をどうぞ」
う～ん...何と言うか...出来は「●×※★△○」って、感じでしたが...
でも、そのお客様は、タンゴに挑戦したと言う事を喜んで下さり、そのお陰で、また宿題が課せられました（苦笑）

演奏後、私の背中越しに立って聞いてくれていた女の子たちが、声を掛けてくれました
幅広くレパートリーを組み込んでいた事や、メロディ譜で弾いていた事が、刺激になったようで、色々と質問が...
今後、プレイヤーになるのが夢なのだそうなので、是非、夢を叶えられるようにエールを送りたいものです

思えば、私も「今更遅いかもしれないけど、あんな風になりたい...」と思う所からスタートして、この数年間の試行錯誤があって、現在に至る訳で...
今、色々な場所で、こうして定期的に機会を頂きながら、弾く事を続けられている事が、本当にスゴク幸せだなと思います
もしかしたら、すごく遠回りしたのかな..と、思う事もある一方で、今までの試行錯誤の中で、現実を知り、少しでも場数を踏んできたお陰..と身に染みる事もあります
成果を急ぐあまり、焦ったり、不安になったりする事は、確かにあるけれど、でもやっぱりコツコツと積み重ねた事は、絶対に絶対に無駄では無い！
私は、そう思います。
だから、これからも、やりたいと思う事は、コツコツと続けます！