チャレンジする私のために

自分の人生...
夢で終わらせるか、チャレンジしてみるか...
ピアノを再開してピアニストになるまでの軌跡

気合いとライブと栄養剤

2007-04-30 | 音楽
つくづく人間の「気合い」ってすごいなぁと思ったのは、3月下旬の事...
依頼を受けていたパーティー演奏や、ラスト・ライブに向けてのカウント・ダウン・ライブで、連日スケジュールが詰まっていた大事な時期を目前に、ナント夫がインフルエンザでダウンしてしまったのでした
(あぁ、何でコノ時期に...

2年前の悪夢が甦る---そう。ボーカリストの友人に誘われて岡山の旅館でのロビーライブに出演したあの時も、夫にうつされたインフルエンザが完治しきれない状態でのステージだった...

「あのツライ状況の再来だけは避けねばッ」と思う気持ちが、どうやらものすごく強力なバリアを形成したらしく、私はインフルエンザでダウンして、ステージをキャンセルするという最悪な状況だけは免れたのでした

なんかすごーい...

ただ...
無謀なスケジュールを組んでしまったツケは、それなりにあったので、私は飲んだことも無い栄養ドリンクにすがってしまったりしたわけです
そして、なんだか時間に追いたてまくられるようにラスト・ライブの日を迎えることになったのでした

夜のオフィス街通りは、足早に帰り道を急ぐ方が多く、なかなか足を止めて下さる方はいなかったのは、ちょっぴり残念ではありました
でも、この日の為に駆けつけてくれた友人たちや、早めに仕事を切り上げて来てくれた夫に見守られながら、私は時間を気にせずに、精一杯の気持ちをぶつけて最後を終える事が出来た事を本当に幸せに感じたのでした
最後に、私のやりたいように、好きなようにさせて下さった店長さんには、本当に感謝でいっぱいです

見た目はもちろん、タッチ感、音色...etc..すべてが私にとってパーフェクトだったこちらのピアノとお別れするのは本当に本当に残念でなりません
そして、私自身が一目惚れしたこの空間...この空間が無くなってしまうという事が今はまだ信じられません



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ラストライブに向けて

2007-04-29 | 音楽
「4月のスケジュールの件でご相談があるのですけど...」

4月は引越しを予定していたので、カフェ演奏のスケジュールを緩めに組みたいと思っている事を相談しようと切り出したのは、私の方でした

「その件で、実は大事なお話があるんです...」

重苦しい言葉で切り返され、この後、私は思いも寄らぬ最悪な話を聞くことになりました

このカフェが無くなってしまう...
それも、あと2週間で...

突然の改装の為に1度クローズしてしまったこのカフェが、リニューアル・オープンしたのは、つい半年前の事---そこへ再び入り込み、毎週のようにステージを行ってきた事が少しずつ認められ、少しずつ信頼関係が生まれ、「今年はお店とのコラボ企画を是非!」という事で、水面下で盛り上がっていたところだったのです
それが、なぜ...??
あまりに突然の事で、崩れ落ちそうでした

でも、私が敢えて冷静に振舞ったのは、こんな話をしなくてはならない店長の方が、私の何倍も参っているという事がすごく伝わって来たからでした

私が、残された最後の2週間の中、出来る限りこのカフェでステージをしようと決意したのは言うまでもありません
通常のティータイムの演奏に加えて、急遽、仕事後の夜ステージや、週末のティータイムなど、まさに「これからココでやってゆきたい!」と思い描いていた様々なシチュエーションのステージを組み込んでいったのでした

引越し準備は二の次でした
とりあえず限られた時間の中で、いかに悔いなく燃え尽きるかという事で頭がいっぱいでした
お世話になったこのカフェでのラスト・ライブに向けて...









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魔法の時間

2007-04-26 | 音楽
話がさかのぼってしまいますが、ずっとココに書き留めておきたいと思っていたシーンを、今、振り返りながら残しておきたいと思います

パーティー演奏の依頼を頂いたのは、1月末の事でした---
たまたま立ち寄った目黒のカフェで、たまたま私の演奏を聞いて下さったというご縁から、今回のお話が回ってきたのでした
「数曲聞かせて頂いただけなんですけど、選曲も良かったし、演奏の雰囲気も良かったし、まさに今回のパーティーの場にパーフェクトだと思ったのでお願いしてみようと思ったんです」
初めて電話で連絡を取り合った時に、そう言って下さったご婦人の言葉になんだか親近感を感じて、私は何のためらいもなく、お引き受けする事にしたのでした
こう言って下さる方の依頼を頂ける事が、私にとっては言いようの無いくらいに嬉しい事だったのです

会場は、都内老舗ホテル最上階のフレンチレストラン
結婚式以外は、通常、貸切をしないところなのだそうで、私なんかがそんな場所に潜入出来る...(しかも、ピアニストとして!!!)というのは、まさにミラクルだったと言って良いでしょう!

パーティーでのお役目を終えてみて最初に思った事は、
「まだ終わりたくないよぉ...」でした(笑

     あぁ、夢ならずっと覚めないで!


レストラン入り口から、まっすぐ正面の一番突き当たりに、素敵な木目調のグランド・ピアノ...あぁ、今日、私は、このレストランの1番上座にお客様と対面するように座って演奏をするん事になるんだ...
本当に夢のようなシチュエーションにうっとり

でも、現実にうっとり出来たのは、ほんの一瞬で、すぐ控え室に通され、そこで待つことになりました
前菜が済んだ頃、私は、この日の為に気合を入れてドレスアップした姿で会場の1番目立つ場所に登場幹事役のご婦人にピアニストとして紹介されると、あたたかな拍手で迎えられました
私は自分で緊張を解きほぐすように、余裕の笑顔(のつもり)で、皆さんにゆっくりとお辞儀をしてから演奏を始めたのでした

1曲目、冬のソナタ
「1曲目に是非!」とリクエストを頂いていたこの曲は、やはり甘く切ないメロディーが大勢の方に馴染みがあったようで、いろんな反応が聞こえてきました
(作戦成功!)
これまで、何度もご婦人と打ち合わせしながら今回新たなレパートリーとなった60年代のポップスや映画音楽、そして、既に私のレパートリーであったJAZZスタンダードを織り交ぜて演奏を続け、私はまたと無い機会に心からの幸せをかみ締めながら、心地よいひとときを楽しんだのでした
デザートに入った頃、「そろそろ..」というご婦人の合図で一端区切りをつけると、ご婦人は改めて私を皆さんに紹介をして下さり、私からのプレゼント曲という事で「千の風になって」と「Smile」の最後の2曲を紹介するという、ちょっと粋なはからいをして下さったのでした
この辺の流れも、全てご婦人と私の間での打ち合わせ通りだったのですが、事前にイメージを作る事が出来たおかげで、この大役を本当に何の不安も無く進められた事は、やはりご婦人の気遣いのお陰だなぁと思ったのでした
最後に皆さんにあたたかな拍手と「ブラボー!」の掛け声を頂くと、私はすーっと控え室に消え、着替えを済ませると、普通の人としてスーッと会場を後にしました
なんだか、時間が来て、パッと魔法が解けてしまったような感じでした
そう、まるでシンデレラのような...

今回、私が幸せだなと感じた事は、幹事役のご婦人が本当に音楽を愛してやまない方だったという事...このご婦人にに出会えたという事自体が、私にとって大きな刺激となったと思います
私が、音楽の教育を受けた期間は一般的に見ても短い方だし、その事を私自身が多少なりともコンプレックスに感じているのは事実です
でも、私なりの表現の仕方を模索しながら、私なりの夢を追い続ける上で、今回の経験は、ちょっぴり自信につながりました
本当に幸せな経験でした



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普通のくらし

2007-04-24 | Weblog
新居にすべての荷物が運び込まれて10日---ようやく住む家らしくなってきました
まだ若干ごちゃごちゃしておりますが、これはゆっくりペースでも大丈夫なコトなので...良しとしましょう

それにしても、この10日間何が不便だったかって...やはり「ネット環境が整わなかった事」でしょうか
新しく購入してスタンバイさせていた複合機がようやく使える状態になり、これで電話&FAXとネットとプリンターが一気に使えるようになったのでした
おぉ~、すごいッ
これでやっと普通のくらしが出来ます

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燃え尽き症候予備群?

2007-04-10 | Weblog
実は、このところ、あまりに必死に過ごしていたので、ココに書ききれていない事がたくさんあるのです

3月25日に終えたパーティーでの演奏の事も然り。この1年ほど、毎週のように演奏の機会を与えて頂いていたカフェが閉店することになった為、連日のように演奏しまくった怒涛の2週間の事も然り...。

あらゆる予定を先送りにし、後が辛くなるのを覚悟した上で、「私のステージ」を優先させたのでした
だから悔いは全くありません!
それどころか「よくやったよなぁ...こんなに頑張れるとは...」と思えたくらい、正直自分でも驚きました

「最後のステージを無事に終えたら、新しい生活の為の準備に専念しよう」
その計画通りに過ごしているだけの事なのですが、そのツケは想像以上に大きかった?!

でも。
もうしばらくは、この必死な毎日のおかげで気が紛れていられるんだろうな...
落ち着いて来たら、きっと気が抜けてしまうかな...?
なんだか、そんな予感もするのです
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