狼少年ではないから…

　東京電力による計画停電が
発表されても、実際には実施されなかったり
本来予定ではなかったところが
供給ラインの関係で停電になっていたりします。

1日のうちでも実施されたグループと
されなかったグループがあったりと
「計画停電」と言ってもまったく計画通りには
なっていない現状です。

東京電力としても
極力、日常生活に影響がでないようにと
配慮して停電を回避しているのだとは思います。

ただ、今朝も停電になるかもと早起きしてお弁当を作ったり
停電になっても残りの仕事ができるようにと
伝票を前もって出票しておいたりと
停電になってもできるだけ不都合が起きないようにと
準備をしている…

それが、停電にならなくて
通常業務が行えるのは本来は喜ぶべきことなんだと
思いますが

あまりにこれを繰り返されるとみんなの感覚がマヒして
「結局、大騒ぎしたって停電になんてならないじゃん」
となり、準備を怠ることが一番怖いことだと思うんです。

今はみんな節電を心がけている。
企業も操業を停止しているところもあり、
なんとか供給が追い付いている状態かもしれませんが
原子力発電所も止まり、それ以外の発電所も
フル稼働ではない現状で
いずれ、電気が足りなくなるのは必至です。

狼少年の話ではないですが
「電気が消えるぞ、電気が消えるぞ」
と言われ続けて今は消えなくても
いずれその日が来る可能性は大きいということを
私たちは意識して生活を続ける必要があります。

すくなくとも自分の住む地域では、
今日は普通に電気が使えたことに感謝しつつ、
いつ停電になっても、困らないよう
心の準備と停電対策を怠らないようにしておきたいと思います。

東電は狼少年ではないということ
気をゆるめず節電を心がけようと思います。

某知事が
「これはやっぱり天罰」などと発言して波紋を呼んでいるようですが
天罰はたしかに言葉が悪いけれど
でも、24時間眠らない日本への警告と受け止めるべきかもしれないです。