駄馬にも乾杯を

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それでも解る人には解るヒントも結構ありますぞ(笑)

突然ですが「毒キノコの話」w

2024-11-16 09:00:53 | 日常のあれやこれや

食べられるキノコは全般的に好きな食物だが、毎年各地どこかで」毒キノコ食中毒」のニュースがありますな

今年は都会や都市の公園に「カエンタケ」が発生しているとか

小生はキノコ狩りやったことは無いが「キノコ」を使った「山菜そば」とか「パスタ」は大好きです

 

採取はしないがシロオニタケとかなんとかいう毒キノコが自生しているのを見たこともありまする

で、

なんとなく気になって調べた「キノコはなぜ毒を持つようになったのか」

出てきたのがこれw

=参考にしてくだされ=

 

おや、まあ!キノコ 13)キノコの毒は、なぜあるのか?
 
 最近出た毒キノコの図鑑では、これまで食べられるとされてきたキノコのうち、実に40種類余りに、有毒成分が含まれるか、実際に症状が出たことが、記されています

 キノコに含まれる化学物質の詳細な分析や、中毒事例のデータの収集がすすめられてきて、身近なキノコの想像以上に怖い面が、明らかになってきました。

 でも、食用とされてきたキノコで、これまで中毒事例が大きな問題にならなかったのは、なぜか? 多くは加熱したり、湯がいたりすることで、毒がそのまま体内に入ることが稀れだったからでした。そのなかでも、中毒事例の情報が収集されて、一部では加熱不足などから、軽度の中毒は起こってきたことが明らかになっています。

 写真1枚めは、オシロイシメジ。よく食べられてきましたが、胃腸の中毒を起こすことや、変異原性の物質をふくむことがわかってきました。

 写真2枚目は、ナラタケ。北日本で良く食べられてきた代表的なキノコです。最近、4、5種にくわしく分類され、そのなかには加熱が不十分だと胃腸を壊す種類があることが分かってきました。

 こうなると、キノコの大半は、人間などにとって有害な毒物が含まれると考えてしまっても、まちがいではなくなります。実際に、いま判明している食用になるキノコのうち、毒性分が検出されていないものは、わずか数十種にまで、減ってきています。

 全体は5000種ともいわれています。判明している完全無毒な食用キノコは、ごくわずかなのかもしれません。

 問題は、従来の経験だけで野生のキノコを採集している方々が、これらの、新しいキノコについての情報や動向を知らないままでいることです。
 図鑑も、うんと古いものに頼っては、不意打ちをくらいかねません。

 で、本題です。
 不思議なのは、なぜキノコと毒性分は、これほど切り離しがたいのか? ということです。
 キノコの毒は、なぜキノコにあるのか?

 研究の最中の問題なのだと思いますが、

1つは、キノコは生きるための栄養を、他の動植物から吸収する生活をしていることと、関係があるらしい。
 栄養を奪う相手は、植物の木や草だったり、木の内部にいる微生物だったり、死んだ虫や動物の排泄物だったりします。

 キノコ(本体の菌糸)は、体からさまざまな化学物質を出して、周囲のそれらの生物とその死骸を分解し、得た養分を吸収している。
 キノコの毒のうち典型的なものに、生体の細胞を壊す細胞毒というものがあります。食べた人の胃も、細胞がやられる。テングタケの仲間のように、肝臓の細胞を激しく壊す毒物もある。

 もしかしたら、神経毒をもつキノコは、近寄ってきた小虫や微生物にその毒を接触させて、動けなくしているのかも。

 2つめの毒の目的は、キノコがその毒で身を守っているということです。
 確かに、牧草地などでは、牛が食わない雑草だけが繁茂しちゃう例があります。
 最近死者がでたカエンタケの場合は、食べると死をまぬかれないだけでなく、触った指もただれるほどの、強い毒性があります。
 毒をもって、捕食者を撃退する。

 私は、キノコは、生物多様性の基盤になって、地球の自然をささえている存在と感じています。しかし、森の分解・更新役としてのその実際の姿は、なかなかおぞましい面さえあるように感じます。

 相手は10億年以上も前に地球に登場して、現在の環境を生み出しつつ、生き抜いてきた、つわものです。
 名前を確定できないキノコに接するときは、ゆめゆめ、ご用心を。

 (この記述は、次の文献を参考にしました。
 「日本の毒きのこ」長沢栄史 監修、学研、
 「特別展オフィシャルガイドブック 菌類のふしぎ」国立科学博物館)

 

以上お借りしました

 


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