よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書021(SiriL⑦画像処理学んでみた 2、逆畳み込み・PCC)

2024-09-12 00:57:00 | 覚書・機材
SiriL⑦画像処理学んでみた 
2、逆畳み込み 、PCC

Chris Grayさんのチュートリアル動画の学習記録です。
ブログ主の技量不足によりチュートリアル動画を正確には再現できてません。
未熟者よしべ~の『個人的な覚書』です。

画像処理の流れ
0、ホーム(作業)フォルダー設定など
1、Background Extraction(勾配補正)
2、逆畳み込み、フォトメトリック色補正(PCC)&プレートソルブ
3、Star Processing→StarNet Star Removal(星消し)
4、GHS変換(一般化双曲線ストレッチ変換)
1)星ファイル(Starmaskファイル)→Modified arcsinh transform、彩度補正
2)星消しファイル(Starlessファイル)→GHS(2~3回)、Linear stretch(BP shift)
5、Star Processing→Star Recomposition(再合成)で微調整

(SiriL⑥ 1、かぶり補正) より続きます。

2、逆畳み込み、PCC
○逆畳み込み
天体画像処理における『逆畳み込み』とは、収差のある像を、正しい像に戻す技術。
詳しくはSiriL①を参照
▼から画像処理メニューを呼び出します。

ドロップダウンしたメニューの中ほどの『逆畳み込み』をクリック。

下の『Apply』ボタンを押すと、途中PSF previewが表示され、少し後、完了します。
これで画像が綺麗になった!多分(^^;
なお、デフォルトで満足出来ない場合は、上画像のパラメーターを弄ったり、動的PSFを試すこともできます。

〇フォトメトリック色補正(PCC)&プレートソルブ
フォトメトリック色補正とは、人工衛星の観測結果を元に、星の色を元の戻す技術。
プレートソルブとは、天体画像から、その画像の天体を識別する技術。
SiriLにもその技術は実装されている。PCCを実行する為には、各星を識別しなければならないので、プレートソルブが実行された後に、PCCが実行されます。

画像処理メニューを表示して、上の方にある『色補正』→『フォトメトリック色補正』でメニューをポップアップさせます。一番下の『OK』の部分をクリックすれば終わりです。上書き保存します。
(補足)
Seestarでスタックされた画像は既にプレ―トソルブが完了していてその情報がFitsファイルに書き込まれています。何らかの原因でうまくいかないときは、次のように

①にパックマン星雲のNGCナンバーを記入。②のFindをクリック。しばらくするとSimbadからNGC281周辺のデータをダウンロードします。この後実行する方法もあります。

いよいよ本番(^_^)