百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

札を刷る

2013-04-19 23:14:36 | Weblog
村上春樹氏の新作増刷され、発売日7日目にして100万部を数えたという。あの大ヒット作『1Q84』でも10日かかったというのに。
出版社は、増刷が相次ぐと、まさに大蔵省になった気分になるという。
というのは、印刷するだけで全てがお金(紙幣という本、本という紙幣?!)になるからだ。どんどん刷って刷って刷りまくりたくなるようだが、読みをあやまると、今度は返品の山(書籍は一ヶ月間は返品可能なので)が待っている。
よく考えてみると、どんな商売でもどんどんつくって売れれば、ベストセラーの本と同様で、大蔵省の造幣局になることは可能だ。しかしそうはならないのは、なかなか万人が好むものはそう容易くあるわけでなく、製造のリスクだけは均等にあるということからか。
どんどん作らず、オーダーでつくって、在庫が常にない状態ならまだ良いのだろうが、やはり数が売れないと、安く作れないし儲けもしれている。