百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

グリーンアンモニア

2021-02-08 23:23:43 | Weblog
「グリーンアンモニア」が注目されているという。
低温や低圧でアンモニアを合成できる触媒が鍵となるようだが、以前から「アンモニア合成法は呪われている」と触媒の専門家の間ではいわれており、アンモニアの合成方法は100年変わることがなかった。
しかし、今回、東京工業大学の原教授や細野栄誉教授の研究の成果で、大きなエネルギーを要さずにアンモニア合成を可能とする触媒の開発の目処が立ちそうだという。
現在の主に用いられているアンモニアの合成方法(HB法)は、製造には巨大な設備と大量のエネルギーを必要とする、また二酸化炭素の排出量も多いという難点はあるが、非常にすぐれた技術で合成繊維や化学肥料など多くの原料を作り出し20世紀の近代社会を支えてきた。
エネルギー消費を抑え、二酸化炭素の排出をゼロにして、小型のプラントで、製造コストの削減を目指して、まだまだ課題はありそうだが、21世紀の時代にマッチした研究の成果を期待する。

やる気

2021-02-07 23:43:56 | Weblog





アメリカの人事コンサルティング会社KeneXa High Performance Institute(以下、ケネクサ)の調査によると、「従業員エンゲージメント指数(※)」は世界最高はインドで77%。以下、デンマーク67%、メキシコ63%と続く。他の主要国では、アメリカが59%で5位。中国57%、ブラジル55%、ロシア48%など。イギリス、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ先進国も40%台後半で弱い。韓国は40%でブービー賞。日本が31%でダントツの最下位だったという。ということで、日本の社員の“やる気”は世界で最下位ということになる。・・・※ 調査は28ヵ国の社員100名以上の企業・団体に所属する社員(フルタイムの従業員)を対象に行なわれ、サンプル数は約3万3000名。
企業の価値観と社会の価値観が上手く合致していない、また社員も「何のために働くのか?」という「個人の価値観」が企業の価値観と上手くリンクしていない。高度成長期には企業の成長が個人の成長とリンクしやすいが、いったん成熟期を迎えると個人はその価値観を成長以外にどこに持っていけば良いのかわからなくなる。一方、世界はグローバル化の名の下に、更に成長をするしか目標を提示できないでいる現状から、“やる気”を失わざるを得ない現況なのだろう。
成長ではない成熟の中から、新たな“価値観”を創み出し、新たな“価値観”に向かって歩み出す大切な時期を迎えているのだろう。

pm2.5

2021-02-07 22:12:41 | Weblog
今日は「黄砂」かと思いきや、「pm2.5」だったようだ。
先日「pm2.5」など大気中の粒子状物質が新型コロナウイルスなど感染症の発症や重症化を促す可能性があると、京都大の研究チームが発表した。
大気汚染がひどいところほど患者数や重症者が多いことから、マウス実験でその仕組みの一端を解明したものだが、新型コロナウイルスは表面にあるスパイクたんぱく質が、ヒトなどの細胞の受容体たんぱく質「ACE2」と結合し、侵入を促すたんぱく質「TMPRSS2」の働きで細胞内に入り込む仕組みを持っているようだ。
今回の世界的なコロナ禍のもと、大気汚染が大幅に改善されたという。例えばインド北部では、200キロ近く離れたヒマラヤ山脈が数十年ぶりに見晴らせるようになったという。
今一度、人間が暮らす中で環境を如何に侵しているか、何をすれば持続可能な社会を築くことができるのか、この時期に今一度みんなで知恵を絞る必要がありそうだ。

映像

2021-02-05 21:47:04 | Weblog
映像も記録に残すことができる
歴史を経ると時代考証にも役に立つ
しかし本当に伝えたいことを伝えることができるのだろうか
映像はあまりにも平面的、二次元的で視覚の面で訴えすぎるきらいがある
その点「音」や「香り」には拡りがある
何か心をいろいろな場所に置くことができる
そんな気がする
という事からすると「映像」は音源と共に残しておいて欲しい
「香り」もどうにかして残して欲しい(出来れば化学合成したモノではなく)
「映像」と「音」と「香り」がタッグを組めば怖いものがなさそうだ

2021-02-04 23:25:51 | Weblog
音楽を聴くと、不思議と空間を感じる
2次元や3次元ではない、何かもっと深く広いものがそこにはある
拓郎の「シンシア」を聴くと
二番をかまやつが唄っている
もう亡くなって3年(そう来月で4年)になる
拓郎もかまやつも声が若い
声が若いとなんだが曲自身に“張り”を感じる
若いということは“張り”なのか
声には個性がある
声には歴史がある
そんな個性や歴史を音として記録する
記録に残すということは
記憶に残すということは
記憶は紐解けば良いのかもしれないが
記録はどこまで正確に歴史に刻むことができるのだろうか

立春

2021-02-03 23:58:29 | Weblog
今日は「立春」
二十四節気(にじゅうしせっき)において、春の始まりであり、1年の始まりとされる日。二十四節気は紀元前の中国で生まれたといわれており、太陽の動きに基づいた暦のこと。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割することで4×6=24ということで二十四節気になる。
昨日は「節分」124年振りの2月2日の「節分」を迎えた。
1年は365日だが、少し多い分を閏年で4年に一度1日多くして366日にする、しかしそれが少し多過ぎるようでそれを約100年かかって修正するのが、昨日の「節分」であり、今日の「立春」だったようだ。
なかなか自然は割り切りづらいモノなのだろう。

車の未来

2021-02-02 23:57:32 | Weblog




「車」も変わろうとしている。
EV車になる事で必要な部品の点数は従来の車の2/3になると言われ、エンジンからモーターに変わることで、業界への参入障壁も低くなる。
しかしそれだけではなく、若者の“車離れ”は何を意味しているのか?
現代の若者の“車離れ”は、単純に車に興味がなくなったというよりも、他にお金を使いたいものが多いとか、車自身の性能のアップと共に価格がアップしている、車もシェアする環境が整いつつある等さまざまな要因が考えられる。
「いつかはクラウン」も今や完全に消滅した。
所謂GMがつくったとされる、下位モデルから上位モデルへと誘導する20世紀型自動車ビジネスが崩壊したといことで、「車の未来」はどこへ行くのだろか。
都会には必要なくなっても、田舎には一家に2台も3台も家族の数だけ必要な時代はまだ続くであろう。しかしその時の「車」は今のものとは異なっているのかもしれない。どういう社会を望み、どういう暮らしを目指すのか、その時車はわれわれに寄り添ったモノを目指すのか?

TVの将来

2021-02-01 23:42:44 | Weblog









TVの将来は、新聞のそれと同じだろうか?
新聞は発行部数が2018年には3990万1576部と、前年に比べて222万6613部も減少し、14年連続の減少で、遂に4000万部の大台を割り込んだ。ピークは1997年の5376万5000部だったから、21年で1386万部減ったことになる。率にして25.8%減、4分の3になったわけだ。もっと減少しているのかと思ったが、3/4程度におさまってることは健闘しているといえるが、心配なのは減少傾向はおさまっておらず、近年は更に減少率が上がっている点になる。
TVは、「TV離れ」といわれ久しい。というのは、以前は世の中には媒体としてはTVしかなかったが、今や携帯やSNS、他にはBSや専用チャンネル等、情報だけではなくさまざまな娯楽まで提供してくれるようになっている。また、TVは報道から娯楽番組に至るまで、いろいろな制約を受けることから、本来視聴者が望んでいるレベルの内容が伝えて難くなってきているといえる。また、宣伝媒体としても、視聴時間が若年層ほど少なくなっていることから、TVではなくネットを用いた方が宣伝効果があるというのが一般的になりつつある。
なんでもそうだが、人が集まらなくなると、お金も集まらなくなると、お金が集まらなくなると、なかなか良いもの(⁉︎)がつくれなくなる、良いものがつくれなくなると、ますます人が離れていく、所謂“負の連鎖”だ。
以前芝居小屋が映画館に、映画がTVに、そしてTVが・・・しかしラジオの世界がradikoで変わったようにTVもインターネットをうまく活用することでうまく変化することができるだろうか?
radikoは、ラジオを「届ける」手段から「貯める」「整理する」という役割を持たせた事で更に深く個々のユーザーと向き合うことに成功した。
TVにもネットを活用する事でチャンスは必ずあるはずだ。