ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「江」大団円

2011-11-28 14:00:29 | TV DVD
 昨夜にNHK大河ドラマ「江」が最終回を迎えた。何度かこのドラマのことを書いてきているが、報道によると今年のドラマ「江」の平均視聴率はここ10年間でワースト3に入るとのことである。最終回の昨夜も19.1%だったそうである。

 今回の「江」と言う、浅井家3姉妹の内の末の娘にあたる人物だが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と3人の天下人に愛された生涯を女性の立場から、歴史上伝えられていることから離れて、自由奔放に脚本家の考え方に従って描かれている。

 前にも書いたことだが、今回のヒロイン役の上野樹里は、生硬な演技で全般を通じてあまり魅力が感じられなかった。特に徳川家に嫁いだあとの、大阪の陣での長姉や甥の秀頼の死を経験し、そのあまりにも過酷な運命を受け入れがたいものと悩む様子などもあまり感じ取れなったのである。

 最終回では、夫秀忠が3代将軍を擁立して徳川幕府の礎を盤石なものにするための、非情な施政を行うことに異を唱えながらも、それを受け入れようとする姿勢を見せているのは、ようやく心の安らぎを感じる年齢に達した事なのだろうと思う。

 それにしてもこのドラマで描かれた、お市、茶々、初の母娘。さらに寧々にみる人物の大きさに、戦国時代を逞しく生きぬいた女性像が重なり、結果的には末娘の「江」が一番の勝利者だったのだろうと思う。

TV画面から、野駆けに出て憩う秀忠と江。

                  
コメント
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