ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

巨額契約金問題について

2012-03-16 11:56:58 | 野球
  朝日新聞が15日付けの一面トップ記事で、かって巨人Gは同チームの有力選手たちに、球界が自ら定めた契約金1億、出来高5千万の申し合わせた金額をはるかに超えた契約金を支払っていたと報じている。さらに契約前の社会人野球に在籍していた当時のN選手には例月小遣いを渡していたことも報道している。

 この報道に対する巨人Gでは、報道内容は事実であることを確認した上で、プロ球界の契約金に対する申し合わせは、上限を定めたものではなく拘束力はないものであると主張する。さらに内部でもマル秘扱いの契約内容が流失した経緯を問題視しているようである。

 本来ドラフト制度は12球団の戦力の均衡化を目指して採用された筈であるが、ドラフト制度ではプロ野球を目指す選手たちの選択権を無視する人権上の問題もあるとの、巨人Gや一部球団の主張で逆指名選手枠を採用した経緯がある。しかし有力な選手が高額な契約金の支払いが出来る一部球団に入団するところから、現在のドラフト制度に落ち着いている。

 考えてみると今回指摘された巨額な契約金で巨人Gに入団した選手たちは、巨人Gのチーム内でも飛び抜けた活躍をしている選手たちであるのだが、それにしても公表された契約金の巨額さには驚かせる。

 最近のドラフト会議で指名された選手の中には入団交渉を拒否して、翌年の巨人Gの指名を待つ例がある。当然何らかの密約のもと、巨人Gが抱え込む形で有力選手の獲得を期している。小生はこんなドラフト制度を無視した行為がまかり通る、現在のプロ野球界の閉鎖的な風潮にも反発を覚えている。

 先の巨人Gの球団内紛問題にしても(既に裁判所にまで持ち込まれている)、今回の問題にしても、朝日新聞に対する読売新聞の対立の問題に発展してヒートアップしている。既に今月末の開幕が迫っている、巨人Gの選手層に影響しなければと危惧をしているのだが。
コメント (2)
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