Ｔ・ウッズの復活

　米国男子ゴルフツアー、２５日に終了したアーノルド・パーマー招待のトーナメントで、Ｔ・ウッズ選手が３年ぶりに１３アンダーで２位に５打差をつけて圧勝。ツアー７２勝目を飾った。２００９年自宅近くの交通事故をきっかけに、不倫騒動に発展し競技出場を無期限に自粛していた。

　復帰したあとも試合勘は戻らず、かってのずば抜けたプレーも影を潜め、さらに度重なるケガにも悩まされてここ２年はツアーでの優勝も果たせなかった。報道によると３日目の１２番ホールでのティショットの際に、女性が上げた悲鳴にスイングを狂わせＯＢを打つアクシデントもあったようだが、それを跳ね除けての最終日のプレーは素晴らしいものだった。

　次戦はマスターズに出場するが、「やってきたことを全て出せればいい、楽しみにしている」と意気軒昂にコメントしている。メジャー大会通算１５勝目を目指す大舞台の活躍が見ものである。

　日本人でただひとりこのトーナメントに出場していた石川遼選手は最終日も３オーバーと成績を伸ばせず、通算５オーバー５３位タイで競技を終了している。来年の米国ツアーのシード権が視野に入ってきている、同選手のマスターズ他のトーナメントでの活躍を祈っている。