ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「謝罪の王様」

2013-10-08 14:49:33 | 映画
  何とも面白い映画に出会いました。宮藤官九郎の脚本、永田伸生監督、主演阿部サダオのトリオが挑むコメディーである。TVドラマ「半沢直樹」でも一躍有名になった「土下座」が、究極の謝罪の切り札である、と決めつける「謝罪師」なる職業を生業とする主人公。様々な依頼にどう対処するかが、6つのケースが描かれる。

 「怖い人に謝りたい」・自動車事故を起こし怖い人たちとの交渉に悩む、倉持典子(井上真央)に代わり、怖い人たちに謝罪による解決を図る。その後に司法書士の勉強をしている、彼女は主人公の仕事のアシスタントとして主人公の見習いになることに。

 「セクハラを謝りたい」・取引先の女性(尾野真千子)に対するセクハラで、訴訟まで発展してしまった沼田信也(岡田将生)。ここでも主人公が究極の謝罪方法で解決する。最後には当事者同士が意気投合する場面が面白い。

 「謝罪会見で謝りたい」・大物俳優の南部哲郎(高橋克美)と元妻の壇之はる香(松雪泰子)が、息子の起こした傷害事件に対する謝罪会見を行うことに。2人の謝罪は、様々な非難を浴びるなか、ちゃっかりと出演作品のCMなどを行う依頼人に主人公は手を焼くことに。釈放されたバカ息子は「Kill You Next Time」のTシャツを着ていて笑わせる。

 「過去の過ちを謝りたい」・今や一流国際弁護士になった箕輪正臣(竹之内豊)が、かって3歳の娘に暴力を振るったことを娘に謝りたいと言う。弁護士職に携わる者のけじめを付ける事に。そしてその相手とは?。

 「国際問題を謝りたい!」・映画プロデューサー和田耕作(荒川良々)。お忍びで来日していた某国の皇太子を、無理矢理にエキストラ扱いで映画に出演させていたことが、国際問題に発展。再三の謝罪が効を奏せず、最終的には内閣総理大臣まで引っ張り出すことに。ここで謝罪に成功した秘策とは何なんだろうか?。

 「??????」・何故に主人公は謝罪に拘るのか。それは彼が遭遇した、あるささいな事件が発端だった。エンディングに掛けて、相手が謝った方策とは。思いがけない展開に喝采を叫んでいました。

 脚本の巧みさに脱帽である。映画の出来は Bの上 と評価したい。是非ともご覧になることをお勧めしたい。

 映画のチラシから
                                           

 

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