映画「利休にたずねよ」

昨日の土曜日には直木賞受賞作が原作の映画「利休にたずねよ」を鑑賞してきました。市川海老蔵主演のこの映画、原作を読んだ時から映画化されたら是非鑑賞したいと思っていた作品です。

映画は利休が豊臣秀吉に切腹を命じられて、切腹せざるを得いその朝から始まります。豪雨のなかの廊下で静かにその時を待ち冥福する主人公に、妻の宋恩（中谷美紀）が貴方様の心の中には永い間も忘れられない女性が居られたのですねとたずねる。その言葉が伏線になっている様である。

物語はその日の２０年前に織田信長との出会いがあり、お互いに天下を掌中に収め様とするライバルがまたひとり現れたと感嘆させる。そしてまた時代が経過して豊臣秀吉との因縁の時代に突入することになる。茶道を通じて多くの大名との交友を深める利休に対して、秀吉の懐疑心は徐々に高まってくる。

決して人に見せようとしない「緑の小壺」の秀吉への献上を命じられるが断固として断る。さらに娘を秀吉の側室にと望まれるがそれも断る。さらに大徳寺の山門上に利休の木像が設置されたことを奇禍として、秀吉側近の石田三成が益々利休の排斥に動き出す。

映画はその後、利休の若かりし頃の哀しい恋の物語となる。緑の小壺はその相手の娘が大切に持っていた遺品だったのだ。その恋の果てに人間として、茶道の道にと邁進する過程で茶道の師（市川団十郎）に生涯の生き方を示唆されるのである。

自身が額ずくのは「美」以外にはないと言い切る利休は逍遥として切腹の道を選ぶのである。原作を読んだ者としては、対秀吉との経緯だけに主体をおいた映画には物足りなさを大いに感じるのである。

小生は利休の妻を演じる中谷美紀の凛とした佇まいに感心している。主人公の市川海老蔵を凌駕するのではないかと評価したい。

映画は　Ａの下　と評価する。もっと原作の心にしみてくる様な味を期待していたのだが。

映画のＨＰからの借用である。

　　　　　　　　　　　　　　

茶飲み友達ですか？

昨日はカミさんのクリニックでの月一回の診察日。車でお送りしたが、その後の待ち時間が結構永いのである。本屋に寄ったり、ケイタイの買い替えを考えているので、ドコモショップに寄ったりと時間を過ごしていた。ケイタイはスマホにしようとは思っているのだが、なかなか決断が付かない。

予約の時間から２時間以上経ってカミさんが戻ってくる、そこで昼食はＪＲ駅前のショッピングセンター２階のコヒーショップにしたのでした。カミさんはトーストとコヒー、小生はサンドイッチとコヒーにした。店は結構混んでいて、一番奥の席が空いていた。

我が夫婦は２人で談笑しながら食べていたのだが、隣りの席には小生よりも年配と思われる小柄なご婦人が座って、コヒーとケーキを召し上がっておられた。小生が一時トイレに立って席に戻って来たら、カミさんと隣のご婦人が談笑している。

そのご婦人は「おふたりは茶飲み友達ですか？、それとも恋人同士ですか？」とカミさんに聞いいたらしい。いえいえ「夫婦ですよ」とカミさんが応えたら、あまりに仲が良さそうだからと言われたらしい。

ご自分はご主人に先立たれて、今は一人住まいである。ただ息子と娘が割合に近くに住んでいるので、何かの時は助かっています。それでも一人住まいは結構気楽なものですよと言っている。

帰宅後に、茶飲み友達かとは恐れ入るなとカミさんと話したのだが、一人住まいの高齢者の方が、色んなサークルで活動して交遊を求めている話は聞いたことがあったので、我が夫婦もそうなんだと思われたらしい。苦笑するばかりである。

どちらにせよ他の方に仲の良い夫婦に見られたのは良かったのだが、実際は夜はそれぞれに別の部屋でＴＶを観たり（小生が結構スポーツ中継やドラマをみる機会が多いので）、本を読んだりしている事も多いのである。

日本代表が大勝・女子カーリング

先程アップした女子カーリング五輪代表決定戦。日本代表北海道チームは強敵ドイツを１０ー４と破り、予選突破に王手を掛けている。７国代表で争う予選でベスト３ヶ国チームがプレーオフに進出する。そこで上位２チームが五輪大会に進出出来る事になる。

このあとの予選はチェコと中国との戦いが残っている。どちらかのチームに勝てればプレーオフ進出が決まる。

日本代表の頑張りを期待したい。今年の漢字にある様にチームメートの「輪」を大切にして戦って欲しい。

女子カーリングが熱い

来年２月に開催されるソチ冬季五輪の出場を懸けて、色んな競技で選手たちが熾烈な争いを繰り広げている。

その中でストーンカーリングの五輪出場を決める大会がドイツ・フッセンで行われている。ただ男子チームは８ヶ国の代表で争っているが、１勝４敗と振るわずほぼ五輪出場は遠のいている。

一方の女子の日本代表の北海道銀行チームは好調で、昨深夜のラトビア戦に勝ちを収めて３連勝としている。現在はドイツとの対戦を行っており、この戦いに勝てれば予選を通過する可能性が出て来ている。

小生はこの競技はあまり知らなかったが、前回の五輪冬季大会からＴＶ中継を観戦していて、技術と頭脳的な投球とさらにメンバーのコンビネーションが要求されるこの競技は実に面白いと思う。

今夜はドイツ戦のあとチエコ戦を控えている。そして明日は、現在日本代表と同じく３連勝している中国チームと対戦する。是非この熱戦を突破して五輪出場を是非決めて欲しいと思う。

エッ！・松山英樹選手は出ないの

今季プロゴルフの総決算は「Hitachi 3Tours Championship（日立３ツアーズ選手権）」である。１５日の日曜日に我が緑区内にある「平川ＣＣ」で開催される。男子レギラーツアーと女子ツアーとシニアツアーの熱い熱い対抗戦である。

昨年はシニアツアーが、最終ホールで男子レギラーツアーを突き放して優勝を飾っている。男子レギラーツアーのＪＧＴＯ（日本ゴルフツアー機構）、日本女子プロツアーのＬＰＧＡ（日本女子プロゴルフ協会）、さらに男子シニアツアーのＰＧＡ（日本プロゴルフ協会）が、面子を掛けて対抗心を持って賞金上位選手を送り込んできている。

午前は３組が２人づつペアを組んで、交互にボールを打ってスコアを争う。午後は３人で６組でのシングル戦である。それぞれに得たポイントの合計で優勝を争う。

当日の対抗戦に出場のメンバーである。太字がキャップテン。

　　　　　　　　　　　　　■ＰＧＡチーム（シニア）　　　　■ＬＰＧＡチーム（女子）　　■ＪＧＴＯチーム（男子）
　　　　　　　　　　　　　　室田淳　　　　　　　　　　 　　森田理香子　　　　　　　　片山晋呉　　
　　　　　　　　　　　　　　東聡　　　　　　　　　　　　　　佐伯三貴　　　　　　　　　小田孔明
　　　　　　　　　　　　　　羽川豊　　　　　　　　　　　　　アン・ソンジュ　　　　　　　藤本佳則
　　　　　　　　　　　　　　渡辺司　　　　　　　　　　　　　吉田弓美子　　　　　　　　小平智
　　　　　　　　　　　　　　奥田靖己　　　　　　　　　　 　比嘉真美子　　　　　　　　池田勇太
　　　　　　　　　　　　　　井戸木鴻樹　　　　　　　　　　堀奈津佳　　　　　　　 　　松村道央

実は火曜日の時点で、女子プロ側では横峯さくらの欠場は了知していた。ところがレギラーツアーでは賞金王の松山英樹選手が何とか出場が可能だとされていた。そこで小生は是非とも観戦とコンビニで前売り券を購入していた。ところが昨日の夕刻になりやはり松山英樹選手は経過が思わしく無い為に決場が決まり、代わりに松村道央選手の出場すると発表された。

はなはだ残念ではあるが、会場はＪＲの隣りの駅の最寄である。贔屓の池田勇太選手も出場することもあり、観戦に訪れることにしたのである。それぞれのツアーが選んでいるメンバーの熱い戦いを楽しみにしている。

今年の漢字は？

昨日は東京は銀座の写真教室の今年の最後の学習会でした。参加者の多くは紅葉の写真を持ちより先生に講評を頂く。

小生は昨年から参加させて頂いている新参者である。他の会員の皆様と先生の作品に圧倒されるばかりである。来年の後半には、また写真展の開催を予定する旨先生から発表されている。何とか他の皆さんに見劣りしない作品をモノにしなくてはと思った次第である。

夕方からは忘年会である。飲み放題付の居酒屋に集合しての暫しの談笑である。この飲み放題のシステムは２時間限定であるので、大体時間通りに終了するのが有難い。急いで帰宅したので９時からのＴＶドラマ「相棒」に間に合ったのでした。

この席上で世話人さんの発案で、３分間のスピーチと各自が感じた今年一年を「一字の漢字」で表現して発表せよとの事である。小生は一年を振り返って、花々の撮影時に特に「旬」を逃してばかりいた話をさせて頂いた。そして来年は後期高齢者になったばかりだが、人生の「旬」を感じさせる稔りのある生活を送りたいと締めくくったのでした。

従って小生は「旬」を、今年の振り返りと来年の願望を込めて、一字の漢字に選んだのでした。

晴れ間をぬって

昨日の天候は荒れ模様。午前中は雷もちもなう雨が降り続く。午後のなって晴れ間が見えたが、あっと言う間にまたまた曇り空である。３時頃には雨の心配をしながらウォーキングに。

雨上がりの名残の紅葉と何枚かの花の写真が撮れたのでした。遊歩道の一画の水仙畑には数個の花が咲いていた。

昨日の撮りたての花である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

ウォーキングシューズ

先日カミさんと買い物に出掛けた際、何時も穿いているシューズが如何にも草臥れていて見っとも無いので買い替えたらとの事で、靴売り場でウォーキングシューズを選びに寄ったのでした。

写真撮影に出掛けて悪路や泥濘にも立ち入るを事もあるのだし、さらに先日は右足首を捻る怪我もあったとこともあり、出来るだけ足首も保護できる靴をと選んでみたのでした。

そして昨日、早速に何時もの遊歩道のウォーキングに出てみました。ところがまだ慣れない事もあり、いささか靴全体が固く感じられる。おまけに靴下が薄めのものを穿いていたせいか、左足小指が擦れる感じがする。いささか小さめの靴を選んでしまったのだろうかと思ってしまった。

夜に靴下を脱いで確認したら、左足小指の表面が赤くなり水膨れが出来ている。もともと足の甲が広めで靴は４Ｅのものをわざわざ選んだのにである。これは困ったと頭を抱えてしまった。もう少し慣らしをして穿いてみることにしようと思う。

今回購入のシューズである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

遊歩道で撮影の花
　　　　　　　皇帝ダリア（ケイタイで）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山茶花の花
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　

宮里優作選手・歓喜の初Ｖ

男子プロゴルフ最終戦「日本シリーズ・ＪＴカップ」。昨日まで首位に躍り出ていた宮里優作選手が、通算１３アンダーでプロ入り１２年目でこのメジャー大会で初優勝を飾ったのでした。彼はアマチュアの時代から大器と言われて、優勝に一番近いと言われながらプロ入り後は優勝に届いていなかった。

宮里３兄弟妹の家庭に育ち、兄の聖志選手は既にツアーの優勝を経験しているし、妹の藍選手はご存知の通りで米国女子プロ軍団の中で活躍している。そこに優作選手の初優勝が待たれていたのですが、ようやく家族の悲願が達成出来たのでした。

実は優作選手は前週のトーナメント「カシオワールドオープン」で７位に入ったことから、それまで諦めていた当大会の出場資格を得て急遽参加できた幸運もあったのである。パー７０の難コースである今大会では、開始時点で片山晋呉選手が優勝スコアは１３アンダーと予想していたが、ぴったり１３アンダーでの優勝が決まったことになる。

我が池田勇太選手はこの大会は不本意な成績で終始している。来年度の巻き返しを是非とも期待したいものである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

田中将大は２０億では売れない？

日本プロ野球界から選手が、米国メジャー野球（ＭＬＢ）に移籍するには、ポスティングシステムを利用するか、ＦＡ制度によるものがあった。ところがＭＬＢ側は、ポスティングシステムによる入札金が高騰する傾向にある事から、昨年末でこのシステムを一方的に失効させていた。

そして今季のシステムの更新にあたり、ＭＬＢと日本プロ野球機構は基本的に従来の方向で合意しようとしていた。ところが日本プロ野球選手会は、従来の方式では、入札した球団としか入団交渉が出来ない。さらに入団交渉が不調に終わるケースがあり、選手には不利な制度だと難色を示して最終合意が出来ずにいた。

ＭＬＢ側は、最終合意が長引くことを奇禍として、一転して入札限度額を２千万＄（約２０億）として入札した複数球団でも入団交渉を可能とする提案をしてきた。ＭＬＢ側でも金満球団のみしか入札出来ない制度の是正を求めたと思われる。日本野球機構ではこの提案を受け入れるか協議したが、楽天球団が反対したと言われる。

巷間では楽天の田中将大投手がポスティング制度で入札を求めたら、入札金は５千万～６千万＄（５０億から６０億円）にはなると見られていた。楽天球団が難色を示した背景には、今回のＭＬＢ側の提案による金額に不満があるのだろうと思う。

今後の推移をみるしかないのだが、楽天球団と田中投手の去就が注目されることである。小生は田中投手のＭＬＢへの流失は残念だが、ダルビッシュ投手に続いてＭＬＢ球界でも、日本人選手のレベルの高さを証明して活躍する姿も見たいものだと思っている。