山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

立春に寄せて

2018-02-07 17:19:41 | 日記


節分 暦の上では春です
我が家も珍しく家内中集まって 本堂 不動堂とお勤めして豆まきしました
終わってから温かいこたつで年の数だけ豆をつかむ事を昔ながらの行事としてやっています
「多すぎた」「すくなかった」と大騒ぎです
ふと私は心の中まで温かくなって春だなあ~と実感しました
先人たちは素晴らしいこの寒いさなかに家中こたつを囲んで温かくなるような行事をする
まさに先人の知恵とも言うべき事ですね



時を合わせたように年末に剪定をしました梅が一輪咲きました
香りはなくてもなんという優しさでしょうか
凛とした気品に心がなごみます…そして翌朝


冬と春が目まぐるしく入れ替わるような季節
お観音さまもしっかりと雪をかぶっています
この足元には野菊が秋には咲きます
厳しい寒さの中でも土中では新たな芽ふきの準備を始めていることでしょう



このお観音様にはヤマザクラの枝が添えられるように咲いてくれます
今は固いつぼみが北風にじっと耐えているかのようです


そして仁王様も雪をかぶって怖い顔でじっと寒さに耐えておられます
季節になれば肩のあたりピンクのしだれ桜が咲きます
その時は仁王様のお顔も和んで見えます



自宅の前に実生で生えたヤカザクラがこんなにおおきくなりました
まだまだ寒い北風の中でも窓越しの日射しは優しく心身がほぐれ春にお向かって解放されていくようです


水墨画の様な世界でここだけ華やかな南天です
容赦なく雪が積もりました
これもまた美しいものです
全てが美しいと思えることは平和と豊かのさお陰です
同じ日本にいても雪に埋まって身動きすらできないかたもいるとおもえば・・・・



コメント (2)
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