山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

命をつなぐ

2021-09-27 07:38:09 | 旅行

大雨や台風の被害いも無くて今日まで来られたことに感謝です

雨上がりの秋のある日、、、

黄金色の稲穂が豊潤の喜びを伝えてくれます

春の暖かさの中で初めて言葉を交わし

夏の日の激しさの中で真剣に打ち込んだ汗がよみがえります、

秋のぬくもりすべてのおもいをつつみこんでくれて

私達がいまここで生かされて居ること、

その中で数え切れないほどの人の営みが有ること

それは当たり前と言っていいのでしょうか、、、と

この伊那谷の美しい秋景色を見つめて思っています

 

 

 

 

今年も見事に実のりました「サンザシ」 です

我が町の特産品となっていろんな賞を頂いているようです

色々な健康効果が有りすぎて書ききれません

何よりもまず美肌効果とアンチエイジングがうれしいですね

今やスーパーフルーツとまで言われるようになりましrた

花もよし実も良しで有難い植物ですが

近づいてよく見ればびっしりと鋭いとげに覆われていて

この果物を収穫し加工するまでのご苦労を思えば

高価なのも解ります

 

 

 

 

びっしりと赤い実の「梅もどき」です

これから雪が降り木の実が少なくなった時の

野鳥達の大事な栄養源です

葉が落ちた冬などまで赤く長く着生しています

これを野鳥が食べた種があちこちに播かれて子孫存続になるのでしょう

ただそのまま落ちた物は発芽出来ないそうです

だからこんなに赤くつやつやと美味しそうなのですね

場所によっては公園に植えて野鳥の保護をしているところもあるそうです

野鳥と言えば春先のさえずり、夏の子育て、と

私達の身近にあっていつも心 を癒してくれています

木木と野鳥の共存に自然の摂理の深さを感じます

    赤い実の、こぼれる愛しみ、梅もどき、       坂正恵

 

 

 

澄み切った秋空にすっくと直ぐやな花「シオン」です

この花には不思議な伝説が有りまして

鬼の醜草(おにしこくさ)と別名です

父を亡くした兄弟が毎日のお墓参りにをしていて

そのうちに兄はカンゾウの花をお墓に植え だんだんと忙しくなってお墓に行かなくなりました

弟はシオンを植えて毎日雨の日も雪の日もおまいりしていました

この様子を見た墓護りの鬼が親孝行の弟に

前夜に翌日の起きることを教えた、、、つまり予知能力を授けたと

今昔物語にシオンの記述があるそうです

キク科で原産は中国だそうです

薬効はせきどめだそうです

生花としても床前にも品良くて香りも良い秋らしい風情の花ですね

秋になって草花もぐんと少なくなってきました

又秋は芸術の秋とも言いますね

世情が如何にあろうとも今年も芸術の秋の到来です

花を愛でて、鳥を羨み、霞にシミジミ感動することを大切に

今を享受して生きて生きましょう

せっかく心を持った人間としてうまれたのですから、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

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愛しき秋草

2021-09-16 16:41:40 | 旅行

「フジバカマ」が咲き始めました

「宿りせん人の形見かフジバカマ忘れがたき香ににおいける」と

万葉にもうたわれていますフジバカマは蝶で有名ですが

万葉の昔はフジバカマは香水がわりだってのでしょう

確かに半乾きの時のこの香りは今の香水を遙かに上回る良い香りです

自然界のこの花を半乾きにして袂にそっとしのばせる、、、、

なんと素敵なことでしょう

又いつも沢山の蝶に囲まれていて

そこには栄養豊かな蜜が沢あるのでしょう

 

 

又フジバカマは「アサギマダラの」飛来でも有名です

十一日の午後から飛来が始まりました

かねてより友達と打ち合わせておきましたので

さっそく連絡をして見に来ていただきました

お座敷でお茶を飲みながら

優雅に高く低く舞う蝶をながめて

これから海越えて故郷に帰るのだけれども、、、、と蝶の無事を祈らざるをえません

コロナ禍で人と会うことが少ない私はアサギマダラのお陰で楽しい時を過ごせました

 

 

山中深くこの釣鐘状の趣のあります花「つりがねにんじん」 です

爽やかな秋風と戯れる様にして花を揺らしています

別名「ばあーそぶ」 です 桔梗科だそうです

この根が高麗ニンジンに似ていて薬効も同じとかで一時乱獲されてしまって

今ではほとんど野山ではみかけなくなりました

季節の移ろいは早いものでとどまることはありません

これは春先に可愛い花を咲かせてくれました「はなもも」 です

初めて実をつけました

花桃は我が家の記念樹ともいえますので

この地で仲間を増やして生き延びるために実を付けたのだと思っています

五個もなりましたが全部取りました

そうした方が木の負担が少なくて来年似は綺麗な花が見られると思ったからです

又秋は実りのきせつです「べにばなやましゃくやく」が

派手ないでたちで小鳥を誘っています

この赤と紫は高い木のてっぺんの小鳥も見逃さないでしょう

植物の逞しい生きる智恵を見る思いです

 

 

お彼岸も近づいて「ひがんばな」 があちこちでみられるようになりました

個人的にはこの花は余り好きではありません

葉が無くてこの華やかさが一寸?と思うからです

でもこの球根が救荒植物で

いざというときには役に立つとのことです

そういえば以前に関西地方で水田の周りにぐるーとあったきとがありました

それでもこの球根の食べかた、、、?ということがなくて

ここまで生きてこられたこちにまずは感謝です

世界を見れば戦争でおなかをすかしている親子等が映し出されています

晩年になってこのコロナはつらいですが

会いたい人に会えない、、くらいは

我慢しなければですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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穏やかなあきのひに、、、、

2021-09-10 16:36:29 | 旅行

秋の野に優しく揺れて

野に咲く秋の花の代表のような「われもこう」 です

吾亦紅、ススキ、かるかや、秋草のわびしき極み君におくらむ      若山牧水

吾亦紅はわびしききわみなのでしょう

野に咲く小さな草花や虫の声に秋の深まりを感じます

花ことばはそのまま季節の移ろいだそうです

トラが我が家に来て一年ほどです

鎖に繋がれた犬とは違って涼しい所を選んで

勝手気ままなものです

お盆の前の十二日には本堂の前に座って したり顔で涼んでいます

残暑の厳しい日には山門の二階にいて

散歩とみるや大急ぎで飛んできて参加します

又「今日は雨ふりだからこなくていいよ」といっても

先に立ってお参りに行きます

又ある日今日は様天気だから当然付いてくると思いきや

「いってらっしゃい」とばかりにさぼっています

お盆のお棚経のあるお檀家さんの家に

可愛い子ネコが二匹で住職を出迎えてくれたそうです

その中の一匹がトラにそっくりだったそうです

えっ~~~~~~~~~~~~!!

私達は毎朝ネコを一年飼ったけれどもさっぱりわからん?と言っています

兎に角我が家に一寸した優しい風を吹き込んでくれました

 

炎天の地上に花あり百日紅     高浜虚子

散れば咲き散れば咲きして百日紅     加賀千代女

この歌は百日紅の花期が長い事を表しています

一輪は三日程ですが次々に咲くから百日紅の当て字なのでしょう

又太くなりますと樹皮がはがれてつえるつるになることから

さるすべりと呼ばれているようです

因みに花ことばは雄弁だそうです

 

 

庭の花がぐんと少なくなってきました

野原に目を移せばあまい香りでいつも昆虫を集めています

「さらしなしょうま」 です

短い秋の日差しの中で次の世代に命をつなげなければなりません

野に咲く草花の逞しい生き残りなのでしょう

普段山また山に暮らしています私は時に用事が有って下に行きます

大変に疲れて家に戻ってこのような景色を見ますとほっとするのです

これは樹木が発散しますフイットンチットと言う香りの様です

この香りは木々を襲ってくる有害なバイ菌や微生物から身を守るための

動けない植物の知恵だそうです

実はこの香りが人類にも大変よいとのことです

精神安定、やストレスの減少更には殺菌効果や防腐効果もあって

お寿司屋さんのカウンターやまな板に使われるのは

先人の知恵なのでしょう

盛夏のおりには山にはいってきますと

すっと気温が下がってくるように思えます

こんな良いことずくめの所に住みます

私のこの体は何、、、、、、、、・、、?と思ってしまいます

 

花姿が着物の友禅に似ていて「ゆぜんきく」 です

思いの外北アメリカの原産だそうです

花のつややかさと優しさで床前でも玄関でも何所に飾っても映える花

花ことばはすてき恋の思い出だそうです

 

細かい地味なでもなかなかの風情「ほととぎす」 です

葉を良く付ける細い茎にそりかえる濃い紫の花

花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸毛に似ていてこの名前だそうです

花ことばはちょっと過激で永遠にあなたのもの?だそうです

 

オリンピックパラリンピック蛾無事に終わってホッとしています

沢山の笑顔と感動をいただきました

このコロナ禍の中でのこの成功は世界に誇れるものだと思います

ボランチィアの皆さんの車いすやボールを綺麗に消毒する姿は

選手の皆様の活躍よりは感動でした

この姿は世界で一番貧しいアフリカのサハラ砂漠以南の国々にも

初めてテレビの中継がなされたそうです

いつかきっとその国からもオリンオピック選手でるかも、、

 

 

 

 

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秋晴の日に、、、、

2021-09-01 16:40:44 | 旅行

リンドウの美しい季節になりました

 

秋晴の日には開花し夕方には閉じてその華やかさは枕草子でも

「ほかのはなが葉枯れする時期秋に鮮やかな色どりでさく」と

たたえられて 又源家の家紋で 鎌倉市の市章でもあります

根は苦くて健胃剤ともなっております

 

秋の庭に無くてはならない名花「こすもす」 です

繊細な花姿と秋桜の当て字で皆さんに親しまれております

メキシコが原産だそうです

私は殊にピンクが好きです(わが庭にはこれのみです)

朝夕少し涼しくなって空が高く感じられます

夏と秋が入り混じるこの時期を

草花も私達も待っていました

 

山中に白いガクアジサイのような花「のり空木」 です

花木の少ないこの時期に鮮やかに山中に彩りを添えてさきます

この木の樹皮がのりとして昔は使われていたそうです

いま海洋ゴミとして問題化されております

プラスチックを思います時

化学製品ではなくて植物系の自然界の恵みをもっと生かしていくべき時がきたのでは、、、、?

と思うのですがかもう便利さに慣れてしまって後戻りはできません

 

秋七草にも入ります「おばな」です

ススキに穂が出ておばなだそうです

秋と言う憂いを秘めた季節にふさわしい

ともすれば見落とされがちな優しい風情で野に揺れています

昨日も今朝もシトシトと静かな雨です

秋に降ります静かな雨は心が落ち着いていいですね

厳しい残暑をのりこえて今枯れ葉を見せて頑張る「しろばなほととぎす」 です

秋が実感できる時ですね

赤とんぼ、鰯雲、月の光、金の稲穂、銀のおばな

見えないものから見えるものにと季は確実に進んでいます

 

長雨の後のあの残暑の三日に梅を干しました

梅干し作りには最適の気候ですした

嫁いだときから義母に「梅干しを失敗するとよくないことがおきる」と

厳しくいわれておりましたので大変に気をつかっております

天候不順のこの年でしたがなんとか甕におさまりました

私達は朝食の時に炊きたてのご飯に一粒の梅干しですが

親戚の息子はコップに一粒の梅干しで

焼酎を入れて梅をなめなめお酒を飲むとかで

「ここの梅干しは大変おいしいお酒に合う」 (自我自賛?) と

言われて気を良くして分けています

一年に二十五k漬けていて

今は四年前の物を食べています

 

厳しい時代を生きる我々ですが

パラリンピックで不自由な体で頑張る

選手達からコロナ禍を必ず乗り越えて

明るい未来が有ると信じて生きていきしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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