コロナ禍で出会えなかった孫に三年ぶりに合いました
里に下りればもうどこもかしこもさくら、はなももと
花いっぱいで春爛漫です
そんな景色を楽しみながら
近所のイチゴ園でいちご狩りを楽しみました
甘い香りいっぱいに
真っ赤に熟した大きな甘いイチゴにもうみんな大喜びでした
コロナ間のイチゴ狩りを休んでいましたので
もう園には次々にお客さんが現れて
賑やかなものです
それでも何人でも大丈夫な大きなハウスにいっぱいのイチゴです
「これが一番大きい」「こっちの方がもっと!」等と
まるで子供に還って愉しみました
お腹一杯になってにこにこ顔でハウスを後にしました
孫には帰省にはもう一つ大事なことがあるのです
十五年前に他界しましたお父さんのお墓参りです
納骨堂で孫がお経をあげて皆でお参りしました
コロナのために十三回忌もできなかったのです
納骨堂の外には白いボケの花がヒッソリト咲いておりました
そのはなの前で孫はしばらく座っていました
わずか十歳で父親と別れ孫は
大きな目にいっぱいの涙です
私はその目をこよなく美しいと思いました
「「お父さんはいつもそばで見守っているよ、だから一五年の間三人が何事も無くrてげんきですごせたんだから」」と
肩に手を置きました
折から春爛漫の御寺様には有名なしだれ桜が
私達を見守っているようです
この寺院の歴史は古くて
百五十年余に初めて飯田に高等女学校が出来た折に
この寺院の厨房が校舎がわりだったそうです
羽織はかまのおよそ八十人の勉学を志す女子が学びのために集まって
珍しさもあって御小僧さんがのぞいて修業になら無かったそうです
こんなことあんなことすべてこの桜や石仏は見てきのでしょう、、、、
もう一度ありがとうって言えたなら
今思う感謝の気持ち有難う
お参りが済んで今時の若い人が連れて行ってくれるところで
お昼をいただきました
若い人たち健啖に驚きながら羨ましく思いました
わずか一泊二日での帰省ですので
家に戻れば大忙しの帰り仕度です
手足の不自由な私のために終始箒と塵とりを手元に置いて手伝ってくれていました
コロナ禍で医療関係の仕事は厳しくて大変なことなのですが
わずか一日でも少しはこころが休まったでしょうか?
家に戻れば相変わらずの早春の景色です
春の妖精「かたくり」「たったそう」です
孫は「かわいい」「かわいい」と大喜びで
スマホに収めていました
明日になればこの時期にここにきてこの花に出会えてことが
心にゆとりとなってスマホを見て頑張るのでしょう
孫の成長ぶりが嬉しくてあっと言う間の二日間でした
翌朝になれば枝が色付いたもみじの元に「カタクリ」がまるで
小鳥の声でも聞いている様にうつむいて咲いておりました
又「たったそうも」何事も無かったように満天星の下で
春風に揺らいでおりました
わずかの間に庭の木々が一斉に春めいて慌ただしくなってきました
本格的な春の訪れです