

参道の出口付近に咲く
やまアジサイ「くれない」です
だんだん色を変えながら
最後には真っ赤になりますがこのくらいの赤さが一番美しいと思います


しとしとと降る雨に濡れながら咲くあじさいは殊におもむきがあります
世界中で起きている震災や イギリスに端を発する経済不安等を思う時
一日が静かに終わっていくことに感謝します
夜はその日の心のざわめきも少しばかりの葛藤もなにも無かったように
全てをのみこんでくれます
こんなにも近くにあります平凡な花の存在に励まされるのはなぜ?
それは毎日毎日が当たり前にの様に思っていても
決してそうではなくて何時何処で何が起こるか解らないと
思ってしまうからでしょう
わたしたちは そんな弱さや醜さを抱えながら
だからこそ身近な花に美を見出して生きているのでしょう