いつの間に家の中に入り込んで来たのか
こおろぎが コロコロコロコロ鳴いています。
昔の家ならともかくも
現在のこんな住まいでは 戸外に出るのもままならないでしょう。
さりげなく きゅうりを縦に切って置いて床に就きます。
私は毎晩 このこおろぎの心に沁みるような
優しい音色を聴きながら 眠りに就きます。
なんて贅沢なことでしょう。
今この広い宇宙の一点で
私とこおろぎが 一つ屋根の下ににすんでいる。
考えてみれば 本当に不思議なご縁・・・?
いつの日かこの声も聞けなくなるでしょう・
こんなに沢山の癒しを頂いてきたのに・・・
でも、私は何もしてあげることが出来ない・・・
当たり前の様に思って生きてきたけど
知らず知らずのうちに
小さなこと、大きなこと、
沢山の人から、沢山の物から
いろんな支えを頂いて生きている私、
小さな秋の花 「ふうろそう」
めずらしい「白花つりふねそう」
そして 「つるこけもも(?)」 です。