この地区では雨の被害も無くて程よいお湿りでした
一月下旬に小さな雪解け百合を毎日楽しみに覗き込んでいました
あれから半年大きな「やまゆり」 が風に揺れております
さすがに百合の王様の風格です
香りも又素晴らしいのです
入道雲を背景にして咲く姿はやはり夏ですね
花ことばも純粋、威厳等です
百合はその美しさから短歌にも詠まれているそうです
湯あみする泉のそこのユリの花二十の夏をうつくしとみゆ 与謝野晶子
又美人の姿を形容して歩く姿はユリの花等と詠まれておりますが
杖をついていてはそこどころではありません
純白な花は清楚で気品があって又良いですね
「ねむのき」 です
夜になりますと左右の葉がぴたりと合わさって垂れ下がり
まるで眠っているように見えるからこの名が付いたそうです
いつも木の上に咲きますので一枝切って頂いて手元でよくよく観察すれば
なかなか繊細な神秘的な花です
花ことば夜の葉の姿から歓喜だそうです
いつ知らず夏も寂しゅう更け染めぬほのかにねむの花咲きにけり 若山牧水
ねむの木が風に揺れると「あついな~」実感するのです
梅雨明けの新鮮な陽光の呼びかけに草花が応えます
青草の中で背伸びするように咲いています「しなのなでしこ」 です
秋の七草のカワラナデシコには比べ物になりませんが
華やかなピンクで小ぶりながら力つよさを感じるのです
梅雨明けからはいよいよ夏本番です
すぐやかに立ち伸びる「ゆうすげ」 です
日没近くになって涼を求めて外に出れば
ぽつぽつと暗緑色の中で灯りをともしたように咲きます
夕方咲いて翌日の午前中には閉じる一日花です
因みに花ことばは麗しき姿は まさにそのとうりです
この花が咲きますとあちこちでヒグラシがカナカナと鳴いて
厳しい暑い一日が終わったとほっとするのです
春にあの穂の様な白い花「うわみずさくら」 の実です
春先に咲いていた花々が少しずつ実ってきました
この実は強壮剤とし体に良いそうです
森に住む小鳥や動物達にもお楽しみに季節です
何事も無くてこの時期を迎えることができした
新聞紙上では?年ぶりの???などと
久しぶりの行事に力を入れても
伝統にとらわれていたら一寸無理かな・
姿形を変えて新しい展開を探って見直しをする絶好の時でもあるのです
お施餓鬼を前にして今ここで感じる私です