厳しい寒さの中でも

珍しい大雪に見舞われました。
積雪およそ、70センチです。
少しずつ伸び始めてきた　福寿草もふきのとうも　すっぽり雪の下です。
こんな日には何もしないで、穏やかな気持ちでの～んびりと・・・・って思っていましだが、
日ごろの気ぜわしない性格から、孫たちと「かまくら作り」に汗をかいてしまいました。
かまくらの中は、思いのほか温かくて　「五平もち」や「カップラーメン」等でひとしきり大騒ぎでした。
夜になると、どっと疲れが出てきて・・・。
自分の命を考えるとき、今生きているという日常の何気ない事に
感謝する心を持ちながら生きていかなければと思いました。

そして、翌日にはこの晴れ渡った真っ青な空の下の美しい雪景色。
厳しい自然と、美しい自然に向き合って静かに春の訪れを待っています。

寒風を受けながら、凛々しく

新しい年を迎えてもう半月が過ぎてしまいました。
どのように生きていくか？・・・は、自分の心の持ち方次第だと思います。
どんな時代であろうとも、希望を持って生きてゆきたいと思います。

寒風を受けながら咲く　「とうろうばい」　です。
可愛らしくも、凛々しく、生命力にあふれています。
降り積もった雪を払い落してあげればそこに、
天高く力強く伸びた枝は、
太陽のエネルギーをいっぱいに受けとめようとするかのように見えます。
私の心も一瞬緊張しますが、又穏やかな気持ちにもなります。
決して華やかな花ではありませんが
今の時代は、このような気品とか可憐さを忘れかけているようで一寸寂しい想いがします。

育てることは、育てて頂くこと

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

慌ただしい年末のお店で　ふと目に留まった一鉢。
「何という、優しさでしょう」
思わず手に取れば、これまた何という優しい香りでしょう。
それもそのはず　「においざくら」　です。
カサカサした心も和んで、思わず買ってきてしまいました。
寒い我が家ではとても冬越しは無理・・・って思いましたが、
温かい部屋に持ち歩いて、なんとかお正月を迎えることが出来ました。
百歳を過ぎました母が毎朝、「きれいだね、何というお花」って言います。
私も毎朝　「においざくらです。」と答えて花を母の手元に持って行って、香りを届けます。

育てることは、そだてて頂くこと、・・・
花から学んだ私の大切な道しるべです。
慈しみを持ったまなざしと心で一年を送りたいと思っています。

皆さまのこの一年がよい年で有りますように！。