茎の頂きに白くて長い花穂を風に揺らしながら、群れて咲いている 「さらしなしょうま」
夏の終わりころから秋にかけて、甘い香りをいっぱいに漂わせながら
昆虫たちを集めている。
春には、若芽をゆでて、さらして食用にするそうです。
独特の雰囲気を持った清楚な花です。
サラシナショウマの群生はなかなか見応えが有って、
この花が咲き始めると、「秋だな~」ってしみじみと感じます。
厳しい環境の中でも、木陰を選んで健気に生きている草木の命と
ひと時、静かに向き合ってみるのも又なかなか良いものです。
花の形が舞楽の時かぶる冠、(鳥兜)に似ているから、こんな名前になったとか……。
お友達を呼んで見せてあげたら 「わ~、綺麗!」と感動。
その後 「トリカブトよ」って教えたら、
「やっぱり毒々しいわ」だって。
昔はこの根の毒を狩猟に使ったそうです。
一方で又漢方薬として現在は、利用されているそうです。
実物はもっともっと、濃い紫の美しい花で、画面ではとうてい表現出来ません。
でもひと時、皆様がこの花の美しさに感動して頂けたら 幸せです。