朝夕の寒さから紅葉が一期の進んで来ました
山門前の満天星もまるく刈りこんで綺麗に紅葉です
紅葉は葉を落とす直前に見せる命の輝きかもしれません
昨年新築しました鐘楼が落ち着いてきて周りの景色とマッチするようになりました
同じもみじでも陽当たり具合で単一の真っ赤ではなくて赤のグラデーションになります
木々は乾燥する冬に備え水分を蒸発する葉を落とすのだそうです
裏庭の紅葉がそれぞれの木の色に染まって
又大きなヒノキの緑と相まって余計に美しい紅葉に思えます
冬を迎える前のこの自然の色合いを私達は愛でて紅葉狩リとして楽しんできました
四季のある私達は木々の姿の移ろいや目に映る情景や耳に届く音に心を寄せる
この繊細な感受性はいまも私達の中に息づいて居るのでしょう
輝ける白雲ありて照るもみじ 高浜虚子
なぜか一輪のあじさいの遅れ花が他の紅葉を始めた花のわきで咲いています
冬枯れの庭のこの一輪はこんな時だからこそ心が和んで一寸嬉しいです
霜が降りるたびに葉がはらはらと落ちそれとは対照的に
寒さに震えながらも赤い可憐な花を凛として咲かせています 「べにまんさく」 です
霜月になりました
三月の梅の花の頃に「思い出のアルバム」を投稿して
きっといつかは「会いたい人に会えると」信じてここまで来ましたが
なかなか会いたい人には会えません
それでも医療関係のワクチンを
研究していて下さる方々を信じ生きています