

大寒に入り、ますます冷え込んできました。
戸外は久々の雪が積もって白一色の閉ざされた世界です。
でも家の中ではこんなに可愛い 「魚柳梅」 が満開になりました。
冬枯れの精気の乏しい中で、
初々しく輝くばかりに春の息吹を届けてくれます。
心の準備はしていたつもりでも
突然に幕が下ろされ、
命尽きる一瞬の灯が明るく大きく輝いていく、
母の死は、そんな風に私の心に残りまた。
枯れてゆく人間の命のもろさ、哀れさ、愛しさを実感させられた一か月でした。
美しい花弁は移ろいやすく、はかないもの。
でもそこにはしっかりと根を下ろし、
暑さ寒さに耐え、
淡々と自分の役目を果たし、消えていく植物の潔さが有ります。
はたして私のこれからは・・・?
今度は自分の事として考えなくてはならなくなってきました。
どうぞ今年が穏やかな良い年でありますように・・・・