去る六月二十日つゆあけになりました
豪雨の被害が無くてほっとしますが
水不足にならないかと却って心配です
その後は毎日の猛暑で大変です
哲学の路の入口付近に咲きますヤマアジサイ「ひちだんか」 です
ここに来ればもうひんやりとした空気が漂っていて
下界の暑さとは比べ物になりません
ここは参道の出口付近です
同じやかアジサイでも赤い花の「」くれない」 です
あじさいの花の色が変わることから
花ことばも「こころがわり」「移り気」等と言われておりますが
参道で静かに咲いている花にとってははなはだ迷惑至極なことでしょう
この道で良く心が癒されたといわれますが 同じく山アジサイの「甘茶」 です
参道のほぼ中ごろに有って今の私の足では見ることが出来ませんが
強い繁殖で門前まで増えてきました
環境に強く花弁を反転させて色を変えて昆虫を誘っています
やまあじさいのなかでは一番質素で可愛いと思います
青い夏空を背景に黄色に 家の前の「栗」が満開です
むせるような強いあまい香りに
昆虫達が集まってきます
又小鳥の良いえさ場でもあります
沢山なっても猿、イノシシ、又お参りに来たどなたかのおたのしみで
私はもっぱら少しの栗の渋皮煮と栗おこわを二回程たければもう充分です
夏の日差しの中青葉を揺らすやや強い風「青嵐」(あおあらし)が吹きぬけると
軒先の風鈴の音が心地よく
心の隅々まで元気を届けてくれる
サプリメントの様な気がします
「なつつばき」 です 緑の葉と白い花がしっとりと咲く姿は風情が有って
白いけがれのない色やその花の命が儚く一日花であるために
私達の無常観と結びついて
お寺に良く植えられているのでしょう
ここ千三百年の気象異変の記録を見れば
干ばつ約二百八十回、長雨約百七十回、共に七月に集中だそうです
そのうえこのロシアのウクライナへの侵攻益益不安です
どうか程良い雨でありますようにと
蛙も天に向かって鳴いています