山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

巣立ちの時

2018-03-30 18:12:57 | 日記
四月は大学生や社会人として巣立ちの季節です

現に我が家でも生まれ育った家を離れて大学生になります孫と
慣れ親しんだ家族を離れて独立する孫が有ります
まるで小舟が大海に乗り出そうとしているかのようです
私は不安ともどかしさでいっぱいです
そんな気持ちを私なりに咲き始めた山野草と花ことばを添えて
若い方々にエールを送りたいと思います

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まずは「ゆきわりそう」です
厳しい冬をのりこえて花開く時を迎えました
毎日冷たい風に吹かれてゆれて咲く姿は可憐と共に逞しさを感じます
花ことばは「感謝」だそうです
大切な言葉ですね



薬草としても有名な「おうれん」です
根が黄色くて苦みが有って胃腸薬には必ずと言っていいほど入っています
花ことばは「健康」だそうです
何が有ってもまずは健康から・・ですね








うららかな日当たりのよい場所にほほ笑むように咲いています
「雪解ゆり」「ゆきげゆり」 です
百合と付きます花は沢山ありますがこの花が一番早いと思います
花ことばは「仲間思い」だそうです
ふ~んどれもこれも欠くことのできない言葉ばかり

何かあって前が見えなくなった時
ふと庭の片隅に咲く小さな草花を思い出してみてください
きっと優しい心になることでしょう



南アルプスの残雪を背景にしてしっかりと咲いています
「さんしゅう」です
花は勿論ですがこの背景が何とも素晴らしくて美しいです

行き詰まった時この雄大な山を思い出して深呼吸して下さい
きっとおおらかなゆとりある気分になるでしょう
花ことばは「持久力-忍耐」だそうです
この優しさとおおらかさが有れば
きっと小船の行く先を照らしてくれる小さな灯台になってくれるでしょう
彼らがのびのびと自由にかつやくできる平和な世に中でありますように・・・・・



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時代の流れの中で

2018-03-15 15:52:29 | 日記
三月十五日は我が寺院のねはん会です
何故一か月遅れて行うかと申しますと
昔は子供たちの楽しみなおやつだったからです
余り寒い時では子供たちにかわいそうだからというご先祖様の計らいです
私はおよそ半世紀にわたって義母の教えの様に耳たぶくらいの硬さにこねて頑張って来ました
なかなかこれが難しくて毎年出来具合が違います
およそ四年ほど前病を得て嫁が代わってこねるようになりました


私は孫たちと色付けをしながら義母から聞いた昔話をします
大変な食糧不足の時代に如何に子供たちが喜んでいたか……と





お花餅をきれいに飾ってお釈迦様の入滅の掛け軸の前でお勤めをしました
私はどうこれからも今のように豊かな時代が続ずきますように
子供たちがおなかをすかせるようなことが有りませんように・・・・と手を合わせました
昔懐かしいと言って下さるご近所に分けてあげました

毎年新聞で等に取り上げられております蔵と紅梅を見せて頂きました



立派なお蔵に又樹齢三百年とも言われます紅梅です目を閉じればふわ~と梅の香りが漂ってきます
地主さんからお茶を頂きながら昔の繁栄ぶりをうかがいました
立派な梅やお蔵から想像は出来ますがここもまた時代の流れの中でだんだんと変わってきますが
やはり蔵や梅が物語っています 子孫の頑張りを見守っているかのようです



剪定をした紅梅がいつ咲くかと台所に飾って楽しみにしていました
ようやく開いてあまりのの可愛さにカメラに収めました
お昼ごろになって「今日は結婚記念日だね」と思いだして
今更お祝いも無いけれどこの梅がいわってくれているみたいと話しました
つえをついてもしわが増えても一応二人でいられることは感謝です 身近にも早く伴侶を亡くした方が結構いますので
来年の事は解りませんが・・




我が家の庭もだいぶ春めいてきて「クロッカス』も咲きました色々な花の芽が伸びて日々楽しみです
2~3ページ前のあの雪をかぶった怖い石仏様の頃とは大違いです
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出会いと別れの三月

2018-03-04 16:38:40 | 日記
雪解け水を集めてさらさらチ流れる小川のほとりに
毎年咲く二株の「ザゼンソウ」



毎年この時期になりますと同じように山中にひっそりと咲いて大きな葉を茂らせて静かに消えていいきます
増えもせず減りもしないで。・・・・



「まんさく」のきせつかbな?と思って出かけてみましたら
もう遅くて一寸枯れた様な花になってしまいました
それでも万作の独特な花弁を楽しむことが出来ました



帰りに池のほとりで水がとけてうれしそうに遊ぶ水鳥の群れをみつけて「春だな~」としばらく見とれていました


家の周りの「ふきのとう」が青々と芽を出しました
さっそく積んできて天ぷらにしました
盆栽のふきのとうちは全く違って積んでいるときからふわ~と良い香りです
やはり自然の中で育ったものは色も香りも全然違っていてやっぱり美味しいです

新しい年を迎えてもう二カ月余りがすみました
この短い間には嬉しかったこと悲しかったことさまざまです
過んだことはもう何と思っても戻ることは出来ません
今 生まれたばかりの今 を携えて未来に向かって歩いて行くしかありません
ましてやこの三月はそれぞれに出会いと別れの季節でもあります
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