雨上がりの庭に芳香を漂わせながら咲く
「沈丁花」つややかな常緑の葉とともに
優しい色合いは春の訪れを身近に感じさせてくれて
殊に雨に濡れた風情は格別です
以前は樹下にひっそりとに自生していました
「春ラン」 洋ランのシンピジュウムや胡蝶蘭とは違って
華やかさはありませんが
清楚でつつましくて どことなく気品もあって
好みはそれぞれですが
なかなか人気が有って 乱獲されてしまって
今はほとんど自生は見られません
私も慌てて二鉢程集めて庭先にさりげなくおけば
ずっと以前からここに有ったかの様にぴったりと合って
やっぱり和風の欄ですね
二月頃まだ風も冷たい中で
優しく咲き始めた
「セリバオオレン」薬草としても有名で
「オオレンを摘む子に問えば母が病む」 等と
詠われています胃腸薬として有名です
北風の中で咲いていますので
花も葉も痛んでいますが
薬の部分は地下茎だそうです
柔らかな春の日差しを両手で受け止めて背伸びをしているかのよううな
「チオノドクサ」
小さい草花ですが春先に咲くこんな花でも元気を頂けます
私が今ここに生きているには数え切れないほどの
さまざまな人、物の営みとお蔭が有ります
時は刻々と動いていて
既に今年も三カ月が終わろうとしています
春の草花から生きている事を感じる季節です